こんにちは、なぎさひろい(@nagisahiroi)いのこです。
飼育しているウニ達を眺めていると「この子は流れがある場所が好きなんだな~」とか「この子は身を隠すのが上手いな~」と1匹1匹に個性があるように感じます。
しかも、別の種で違いがあるだけではなくて同じ種でもあるように感じられるのが面白いんですよね~
それぞれの好む場所を知っていると「ダイビングやスノーケリングなどのうみ遊びで探すポイント」が分かってきて野生のウニ達と出会える可能性が高くなると思います。
と言うことで、飼育ウニ達の好む場所を一緒に観察していきましょう♪
お出かけ好き?隠れ家にこもりがち?
飼育ウニ達の好みを大きく分けるとこんな感じ。
【明るい場所にもお出かけするよ】
コシダカウニ、サンショウウニ、ムラサキウニ、マツカサウニ
【暗闇好きだけどお出かけもするよ】
ガンガゼ
【暗闇が大好きなガチ勢】
アカウニ、バフンウニ
ですので、水槽内でも「お出かけ好き」と「暗闇ガチ勢」が出会う機会は無いに等しいかも。
お出かけ好きの共通点!?
お出かけ好きな4種類の共通点は「海藻で身を隠す(擬態)」こと。
コシダカウニ、サンショウウニ、ムラサキウニはアオサを背負っていますし、マツカサウニは棘に海藻類を生やしていますからね。
ガンガゼだけは違って海藻で身を隠すことはしないのですが、かわりに長い棘で身を守っているから平気なのかな~
でも、それを言ったらムラサキウニも長めの棘で身を守っているのにね…心配性なのかな。
暗闇ガチ勢は極度の心配性!?
石の下などの隠れ家にこもりがちなバフンウニとアカウニは極度の心配性なのか、それぞれに譲れないこだわりがあるみたい。
バフンウニのこだわり
バフンウニのこだわりは「体表に砂利などを貼り付ける」こと。
ただでさえ狭いすき間に潜り込んでいるのに、さらに砂利でコーティングするとはやりおる!!
なのに、貼り付ける砂利の量はちょびっとだけ。
それが何だか「もっと隠れなくちゃ!」と頑張っているみたいでかわいい。
アカウニのこだわり
アカウニは明るい場所に出てくる気配は一切なし。
水槽内では、気に入った隠れ家を見つけたらエサがある限り動きまわることもなく同じ場所に居続けています。
ですので、生存確認をしたい衝動に駆られた時は、日没後に暗くなった水槽に大好きなワカメを置いて出入り口付近まで誘きよせています。
でも、撮影のためにライトを当てているとササッとアカウニなりの全速力で奥に引っ込んでいきます。
これぞ、暗闇ガチ勢の代表ですね。
同じ種類でも個性があるよ!?
種によって好みの場所や移動範囲に違いがあるだけではなく、同じ種でも違いが見られる気がします。
申しわけ程度に海藻を体表に貼り付けて遊びまわる子がいれば、
海藻にくるまって移動は少なめな子、
マントのように羽織ってちょいちょい動きまわる子など、「海藻で身を隠す」共通点は同じでも、身の隠し方や移動距離に個性が感じられますね。
水槽のウニ達が好む環境は違うけれど大好きなエサは一緒みたい!?まとめ
お伝えしたかったこと
【飼育ウニの好みは3種類】
明るい場所にもお出かけするよ
暗闇好きだけどお出かけもするよ
暗闇が大好きなガチ勢
【お出かけ好きの共通点】
海藻を体表に貼り付ける?
【暗闇好きは極度の心配性】
バフンウニのこだわり
アカウニのこだわり
【コシダカウニの個性】
お出かけ好き
完全防御を極める
不安だけどお出かけしたい
【飼育ウニが好むエサ】
歯ごたえが重要なのかな?
こんな感じで「好みの場所」には違いがありますので、バフンウニやアカウニは転石下などの身を隠せる暗い場所を探すなどポイントを絞ってみてくださいね。
最後に、飼育ウニ達6種は好みの場所は違うけれど好みのエサは「柔らかいアオサよりも歯ごたえのあるワカメ」が好きみたいです。