こんにちは、いのこです。
今回は久しぶりに海中ゴミ拾い活動に行ってきました!
毎回お世話になっているCafeGoofy店長に事前に相談してから活動開始。
「密漁」と間違えられないようにゴミ拾いアピールも忘れずに!
早速、泳ぎ始める前から砂に埋もれたゴミ類がちらほらと見つかりましたので引っ張り出します。
砂に埋もれた袋ゴミを取り出す時は千切れないように「グサッと手を突っ込んで少しずつ引き上げていきます」ので、キレイに掘り出せた時の快感はクセになりそう 笑。
一気に引っ張ってボロボロになるとサカナ達が間違えて食べる可能性が高くなってしまうので緊張します。
それにしても、沈んでいるゴミが多いですね。
豊かな海藻類に埋もれたゴミを拾い集めていると一息では足りません。
なので「呼吸(水面休息)するタイミング」を早めに取ることが大切。
スノーケルクリアやヘッドファーストダイブ(=ジャックナイフ)の練習にもなるので一石二鳥かも♪
適度に潜りながら拾い集めていると、今回の活動で1番印象に残るゴミを発見しました。
そのゴミがこちらなんですけど、左上の方に何か付着しているのが見えると思います。
この子は吉良ワイキキビーチ内に多く生息するイソギンチャクの1種。(タテジマイソギンチャク)
このままゴミとして捨てるわけにはいかないので、指を「ググッ」と押し込みながら剥がしてみることに。
すると「身の危険を感じた」のか子孫を残そうと「放精」を始めてしまいました…
こっちは助けたいだけなんだけどな~
ただ、怖がらせてしまった本人には申し訳ないけれど「イソギンチャクの放精」を見る機会は中々ないので観察してみることに♪
「放精は1カ所ではなくて上側の全体から出てくる」ことを初めて知ることができました。
「放卵」も同じように全体から出てくるのか気になりますね。
剥がそうと指を押し込むのに比例して放出される精子の量がとんでもないことに!
ごめんよ~
と心の中で謝りつつ何とか剥がすことに成功♪
イソギンチャクの裏側はこんな感じなんですね。
無事に付着するかわかりませんが、仲間のイソギンチャクが付着していた岩の近くに置いてみました。
無事に再度付着してくれますように
場所は覚えているので、日数が経ったら確認しに行ってみようかな。
とにかく、これでやっと気持ち良くゴミを回収できますので一安心ですね。
海中ゴミを拾う時は、そこを棲み処にしている生きものが居ないか確認して見てね♪
他にも、生きもの達との楽しい出会いが沢山ありました。
この子は「カゴカキダイ」の幼魚かな。
普段は大人サイズばかり見ていますので、幼魚の頃は若干体形が違う印象を受けますね。
大人はもっと「四角い」感じ。
こっちは隠れ上手なヒラメの仲間。
毎年5月頃に出会う子達は500円玉くらいの大きさでしたので成長を感じますね。
岩礁地帯に多かったのはメバルの子ども達。
浅場で仲良くのんびり過ごす姿を見れると癒やされるな〜
1匹だけ出会えたクサフグの子ども。
砂地に「チュッ」と口を近づけては泳いでを繰り返していたので、砂に隠れている小さな生きものを食べていたみたいですね。
生きもの観察も楽しんだしそろそろ終わりしようと浅場の最終チェックをしながら戻っていると古代の石器みたいな何かを発見!
これ、何か想像つきますか?
●ヒント
砂を掘るときにあると便利です。
正解は「スコップ」でした。
こう言うゴミは見落とさないように気を付けていましたので発見できて良かった。
ここは海水浴場のため「素足で遊ばれる」方も多く、子どもでも歩いて遊べるくらいの水深でしたので踏んだりしてケガをすると一大事ですからね。
結構、危ないゴミも多くあります。
・朽ち果てたスコップ
・砂掘り用のカマ?みたいなの
・釣具(釣り針、ルアー、糸)など
なので、利用する方が多くなる夏前になるべく拾い集めておきたいもんです。
それに、生きもの達にも悪影響があるかもしれませんからね。
今回拾い集めたゴミ類はこんな感じです。
1番の大物は右側にあるプランターかな。
写真を見てもお分かりなように「袋系」のゴミ類が多く集まります。
袋ゴミは水面に浮きそうな気がしますが「年数が経って付着生物が付く」と浮力が足りなくなってしまうから沈むのかな?
ゴミは渚ひろいビーチクリーン活動に参加して下さっている「手焼海老せんべい味の老舗 青山」(西尾市一色町にあるお店です)さんから提供していただいた大容量の袋にまとめて回収コンテナへ。
最後はCafe Goffyで朝ご飯を食べて本日の活動はおしまいです♪
また適度に拾いに行きますねー