こんにちは、(@nagisahiroi)いのこです。
今回は「エイのような見た目だけど立派なサメ」「カスと言われるけど味は美味」そして「愛くるしい顔」が癖になる魅力満載な「カスザメ」について一緒に観察していきましょう!
学名 | Squatina japonica |
---|---|
大きさ | ~2m |
出会えたうみ | 浮島ビーチ/静岡県西伊豆 初島ビーチ/静岡県東伊豆 |
出会えた水深 | 水深10m~24m |
出会えたうみ遊び | ダイビング |
平ぺったい見た目でエイと間違われるけどサメなんです
「カスザメ」とは海底付近で出会えるのですが「見た目はエイ類」に似ていますね。
横から見るとさらに「エイ」っぽい。
真上から見ても「エイ」。
なのに、れっきとした「サメ類」なんです!
ドチザメとか(サメの姿を保ったまま)水底を好む種類もいるのに、なんでカスザメはエイのような姿に進化したのかな?
不思議で仕方がない。
カスザメの魅力と聞かれたら「愛くるしい顔」と答えるべし!
『カスザメの魅力って何ですか?』と聞かれることがあれば、僕は自信を持って「顔が可愛い」とお伝えしたい!
「口角の上がった口元」「ダンディーなちょび髭」がとても愛らしく感じますね。
サメ界隈の中でもトップを狙える可愛さを誇ると感じています♪
そこは目じゃなくて「噴水孔」
カスザメはエイと間違われやすいと書いたのですが、もう1つ「目の位置」もよく間違えられている印象です。
ぱっと見た所だと「白い部分」が目だと思われる方が多いのですが、ここは「噴水孔」。
目はなんとココ!
まるで「猫」みたいな可愛い目をしていました♪
カスザメ最大の神業「体を上下に動かして砂中へ潜る」
それでは、最後に「カスザメが持つ神業」を動画も含めて一緒に観察していきましょう!
水底でのんびりと過ごしているかと思いきや
突然「背筋を鍛えるかのごとく体を上下に揺らして」激しく動き始めました!
上下に激しく動くたびに「砂が舞い上がって体が沈んで」いきます。
そして、見事に砂の中に身を隠すことに成功しました!
こんなにも見事に隠れられたら見つけるのは困難ですね!
すごいぞ!カスザメ!
とてつもなく愛くるしい顔をしている「カスザメ」のことが気になりましたら、ぜひ、一緒に会いに行きましょう!
そして、食すと美味しいと耳にすることもありますので、いつか味も確かめてみたいな~
出会えたうみ | 浮島ビーチ/静岡県西伊豆 初島ビーチ/静岡県東伊豆 |
---|---|
狙い目の時季 | ドライスーツの時季が特に狙い目 (冬~春) |
出会える水深 | 水深10m~24m |
出会えるうみ遊び | ダイビング |
●参考文献
岡村収・尼岡邦夫監修
「日本の海水魚」1997
株式会社 山と渓谷社