こんにちは、いのこです。
今日は、「2021年11月に人工授精で産まれた」アカウニの幼生たちが稚ウニまで成長してくれましたので、観察してみたいと思います!
肉眼では全く見つけられないサイズ
現在の大きさは大体1~2mmくらい。
エサ付き(サンゴモ)波板上で生活しているのですが、肉眼だと「全く見えない」ので、覗くたびに「本当にいる?死んでないよね???」と不安になるのが困ります…笑
なので顕微鏡で観察するのですが、これもまた厄介。
ガラス瓶からピンセットで波板を挟んでシャーレに移動させるのですが、
◆移動時の不安ごと
床に落としてしまわないか?
水の動きで波板から流されてしまわないか?など
「落ちませんように、落ちませんように」って、 めちゃくちゃ不安。
でも、顕微鏡で「元気に過ごしている姿を観察」できた瞬間の安心感と安らぎは、癖になってしまうレベルで癒しと感動を与えてくれます♪
成長するにつれて個性が見えてきた
最初は倍率低めにして広範囲を探すのですが、顕微鏡でも油断していると見過ごしてしまうこともしばしば 笑
大分、成長してくれたお陰で見つけやすくなってきました♪
ここまでくると他の子と違う個性が見えてきて、さらに観察が面白く感じます。
「棘が立派に生えそろっていて」まさしくウニですね!
こっちの子は「赤っぽい斑点が増えてきて」まさしくアカウニっぽい印象に近づいているような。
この子は稚ウニに変態したばかりっぽい。
1番目の子と比べると「棘が生えそろっていない」ので幼い印象を受けますね。
他にもアカウニなのになぜか緑色っぽい体色の子(たぶん、緑色の海藻類を食べて、それが透けて見えているのかなー?)もいて、「それぞれ違った魅力を伝えてきて」本当にかわいい子たちだな~
野生の子もかわいいから今年も見つけたい!
去年、越前ログ前ビーチのダイビングガイド中に会えるのが楽しくて、一緒に潜るお客さん全員に紹介していた稚ウニちゃん。(たぶん、バフンウニ)
飼っている子たちを観察していると、
◆こんなことが気になっちゃう
寒波で寒いけれど大丈夫なのかな?
日本海の荒波にどう耐えているの?
去年と同じ場所で出会えるかな?など
どうしても野生の子たちのことも脳裏によぎってしまいます。
また今年も早く会いに行きたいなー
去年は5月に初遭遇でしたので、今年は3月か4月に探しにいこうかな。
野生の稚ウニのことが気になる方はぜひ、一緒に探しに行きましょう!
公式LINEなどから参加者募集中ですので気軽に開催希望日をリクエストいただけるとうれしいです。