ここでは、ダイビングの悩み・疑問・不安などについて書いてみました。
僕の実体験や失敗から考え出した答えもありますので、「それは違うんじゃない!?」と思われる意見があるかもしれません。
そんな時には、他にもQ&Aを書かれているサイトを訪れてみてご自分が納得できた答えを見つけるのが1番大切です。
気になったことや調べて欲しいことがあれば僕も勉強になって新しい知識が学べ、さらに充実したページになりますので遠慮なくコメントや問い合わせから連絡をいただけましたらうれしいです。
ダイビングの講習は何歳から何歳まで出来るの!?
ダイビングは「10歳以上から始める」ことができます。年齢の上限はありません。
現在82歳になるお客様が現役で潜られていますので、 「やる気と健康な体」がある限りは楽しむことが可能です。
持病などで断られることはあるの!?
健康状態や病歴の内容によってはお断りされる場合があります。
ダイビングを申し込む前には必ず病歴/診断書に目を通していただき、質問項目に当てはまるものがないか確認をしてください。
もし当てはまる項目があった場合にはショップや担当のスタッフに連絡をして相談します。
医師の診断が必要と判断された場合は、医師による診断を受けて問題が無いか確認をお願いします。
ダイビングに適さないと判断された場合には残念ですが諦めましょう。
医師にダメって言われたらどうしようもないの!?
潜れる可能性はあります。
基本、ダイビングに適さないと判断された場合に潜ることは難しいですが、「診断をしてくださった医師がダイビングについて理解のある方なのかどうかが重要」になります。
僕も病歴のことで一度ダイビングはダメと言われたことがありまして、診断をしてくださった医師に何故ダメなのか?理由を聞いても説明が納得できなかったことがあります。
そこで、潜水医学に携わっている医師のもとを訪ねて再診断をお願いした結果、問題はないと言われ、なぜ適さないと判断をされたのか?なぜ大丈夫なのか?理解ができるまで細かく説明していただけたおかげで、無事にダイビングの道をあきらめずに続けることができるようになりました。
なので、診断に納得ができていない方は潜水医学に携わっている医師の診断を受けてみてください。
医師に頼み込んだらOKをもらえたんだけど!?
無理やり頼んではダメです。
以前、ライセンスを申し込みに来たお客様から診断書を受け取った際に、医師の方が記入された文章に違和感を感じたので確認をしたところ、『〇さんにどうしてもお願いされたから許可をだしてしまった。』と言われたことがあります。
そのお客様には禁忌項目に当てはまっているため危険と判断しまして申し込みをお断りしました。
無理に潜って事故を起こしてしまわれたらいたたまれないので、無理やりお願いするのだけはやめましょう。
視力が悪いけど大丈夫!?
度付きレンズやコンタクトを使用すれば問題なしです。
度付きのマスクもしくはソフトのコンタクトレンズを使用して潜ることが出来ますので大丈夫です。
ちなみに僕はソフトのコンタクトレンズ(1DAY)で潜っています。
ソフトコンタクトレンズは流れないの!?
意外と大丈夫です。
マスクの中に水が入ってくることがあるのですが、それだけでは流れないことが多いです。ただし、「マスククリア(マスクの中に入った水を抜く方法)をするときにできた泡(鼻から出した息)が目線あたりでぽこぽこしているとき」はかなりの確率でズレますので要注意です。
万が一ズレてしまったときは「目をパシパシと瞬(まばた)きを続けて行うと『ニュルン』と定位置に戻ってきてくれる」ときがありますので諦めないで。
でも、どうしても戻らなかった場合は諦めて陸へ帰りましょう。
虫歯があるけど大丈夫!?
虫歯の症状によります。
治療中や歯の内部にまで症状があり「歯の内部に空洞ができている場合は要注意」です。
ダイビングで水深を深くしていくと水圧の影響で気体は圧縮されていきます。
すると、空洞内にある空気の逃げ道が無いと悪さをして痛みが発生します。
まだ僕は経験がないのですが「耐えがたい痛み」だと聞きますので、潜っている最中に虫歯に痛みを感じたら直ぐに陸に戻ってください。
虫歯が完治するまで潜るのはお預けです。
泳ぎが苦手だけど大丈夫!?
泳げなくても大丈夫です。
泳ぎが苦手なのは息継ぎが出来ないのが原因の方が多いと思いますが、ダイビングはレギュレーターを咥えていれば呼吸することができますので問題なし。
ただし、「何かトラブルがあった場合は泳げた方がその後の対処や助かる確率が高くなる可能性があります」ので、徐々に練習して泳げるようになっていけば良いんじゃないかなと。
マスク・スノーケルを使って練習をすると苦手な息継ぎを省いて泳ぎの姿勢だけを練習できますので便利ですよー
水が怖くてもできる!?
頑張りしだいです!
水中で目をあけるのが怖い
水に顔をつけるのが怖い など
僕が担当した講習生の中に水に対して不安や怖さを感じる方が何名かおられました。
水に顔をつけるのが怖い方
水中(海中)の世界を覗いたことがないと思いますので、まずはマスクを使って水中(海中)世界を覗いて見てください。
今まで知らなかった海中世界には、ライトや太陽の光に照らされた水底にキラキラとした光の波ができていて、その幻想的な光景がたまんないですよ♪
そこで、「こんな世界をもっと覗いて見たい!」と思えたのでしたら、もう大丈夫。
その気持ちを大切にしてみてください。
目をあけるのが怖い方
プールや風呂場で顔をつけてみて、まずは1秒、できたら2秒と少しずつ自分のペースで目をあける練習をして慣れてみてください。
でも、実は「1番おススメの練習場所はうみ」なんです。
プールは塩素の関係なのか目が痛くなるのですが、うみは痛くないので安心して目をあけれます。
ちなみに、インストラクターには過去に溺れた経験のある方も多いので「楽しもう♪と言う気持ちさえあれば絶対に大丈夫」です。
無事にダイバーデビューができたらこんなにもうれしいことはないので、「担当のインストラクターに不安や怖さをぶちまけて相談」しながら一緒に挑戦していきましょう!
運動音痴だけど大丈夫!?
問題なしです!
僕もかなりの運動音痴ですけど、無事にインストラクターになれましたので大丈夫!
体力は必要なの!?
最初は結構体力を使います。
と言うのも、ダイバーはBCD(浮力を調節する器材)や肺を使って水中(海中)をプカプカと浮きながらスイ―っとらくに泳ぎながら楽しみます。この浮力調整に慣れるまでは、フィン(足ヒレ)をバタバタと動かして泳ぐ方が多く、この常に動いている状態がとても大変です。
でも、浮力調整に慣れてきたらめちゃめちゃらくになりますので、「続ければ続けるほど体力を使わずに楽しむことができる」ようになります。
まずは、バディやインストラクターにをお願いするのも大切ですよー
無理をするくらいなら遠慮せず甘えちゃいましょう♪
講習のお悩み
Cカードって何!?
CカードはCertification Cardを略した呼び方です。
ラインセンスと違うの!?
これは民間の指導団体が発行するものなので、ライセンスではなく「認定証」になります。
ですが、認定証よりもライセンスの方が初心者にも分かりやすいので、ダイビングライセンスやライセンスカードと呼ばれることが多いです。
違いはありますが、意味を知って説明ができればどれでも好きな呼び方で良いと思います。
講習のどんなことをするの!?
講習は大きく分けて3つ
・学科講習
・プール/限定水域での実技練習
・海洋実習での実践講習
詳しいことは別記事にまとめていますので見ていただけるとうれしいです。
費用はどのくらいなの!?
大体が6~8万くらいですけど、2~3万円で開催しているショップもあります。
大事なのは、「見た目の値段だけで決めないこと」です。
例えば「ライセンスカード3万円で取得!」とバナーに書いてあっても、説明欄を見ると3万円~になっていることがあります。この『~』は何を意味しているのか?調べて理解する必要があります。
もしかしたら、器材のレンタル代は別途必要なのかもしれません、器材購入が条件になっているのかもしれません、気になったことは必ず聞いて納得してから始めてくださいね。
学科講習のテストが不安なんだけど!?
何とかなります!
僕も1回落ちましたけど、補習して受かったので大丈夫!
担当した講習生でテストが合格出来なかった方は1人もいませんので、そこまで不安になることはないです。安心して挑んでみて。
プール/限定水域の実技練習でつまずいたら向いてないの!?
そんなことは決してないですよ!
僕たちが生きることができない水中(海中)で楽しむ遊びなので、練習の中で怖さや不安を感じたりスキルが上手くできずにつまずいてしまったりすることはあります。
早く終わらせなくちゃ・・・
上手くやらなくちゃ_・・・
そんな風に思えば思うほど、ダイビングをすることが辛く感じて嫌になってしまいます。
そんな時は焦る気持ちを落ち着かせて気持ちを切りかえることが大切です。
別途料金がかかってしまうと思いますが追加で練習日を増やして焦らずゆっくりと進めていけば良いだけなので、慌てたり心配することないですよ。
器材は買わないとダメなの!?
僕は続けていきたい気持ちが芽生えたら最低限「マスク・スノーケル・フィンは必ず買うべき」だと思っています。なぜならこの3点が僕の中で1番大切な器材なので。
特にマスクは大きさによってシリコンが顔にあたる範囲が違い、僕は気になったら全然楽しむことができませんので、同じものを使い続けて慣れていないと嫌なんです。
なので僕はこの3点は必ず持った方が良いと伝えますが、水深や時間が分からないと不安だからダイビングコンピューターが1番必要なんだと思う方、水中(海中)で呼吸ができるのか不安だからレギュレーターが1番必要なんだと思う方など人によって不安に思う・感じる部分は違いますので、そう言うのがあった場合はまず、「不安を解消するために必要な器材から選ぶ」んが大切だと感じています。
器材を選ぶ際に何よりも大切にして欲しい事は1つ。
インストラクターの言われるがまま、説明もなしに選ばないこと!
器材の選び方は!?
器材によって選び方が違うので説明を聞いて見てください。
メーカーによっても特徴が違いますので、
・1つのメーカーで揃える。
・違うメーカーで組み合わせる。
のどちらでも僕は良いと思います。
例えば僕の場合は、
マスク →GALL
スノーケル→TUSA
フィン →GALL
2つのメーカーを組み合わせて楽しんでいます。
GALLにもスノーケルはあるのですが、「水の排出のしやすさ、取付・取り外しのしやすさ」など機能面が僕の好みにより近かったのがTUSAでしたので、スノーケルはTUSAのSP-175を選んでいます。
もちろんGALLにはGALLの良さやこだわりがありますので、僕のオススメを伝えながらも他のメーカーや器材の特徴や違いも伝えて、お客様の好みに近い器材を一緒に探して選んでいくのを大切にしています。
全ての器材にはそれぞれのメーカーのこだわりが詰まっていますので、ワクワクした気持ちで好みに合ったものを選んであげてください。その方がこれから大切な相棒になる器材たちも喜びますよー