こんにちは、いのこです。
今回は「脱皮する瞬間を観察/撮影するのが目標」のホウボウについて書いてみました。
(大瀬崎/ビーチダイビング/湾内)
ホウボウの生態情報
分類
ホウボウ科
学名
Chelidonichthys spinosus
大きさ
~40cmほど
胸ビレが伝える戦いの歴史
ホウボウは「身の危険を感じたら胸ビレをひろげて威嚇する」と考えられているのですが、ダイバー相手には全くの逆効果。
色鮮やかな胸ビレが遠くからでも目立ってしまうので居場所がバレバレでした 笑。
でも「普段は胸ビレを閉じている」ので写真のように分かりやすいことは少ないんですけどね。
出会えた時に周りを見渡したのですが、外敵になるような生きものは見当たりませんでした。なので、胸ビレを広げていた理由が気になりますね。
別の子にも出会えたので近づいてみると片方ずつ胸ビレを広げ始めました。
なので、この子は「(近づいてきた)僕に対して威嚇をしている」と思われます。
ただ、(やたらと億劫そうに広げるな~)とヒレを広げるのを嫌がっているような印象を受けたので観察してみました。
すると、ヒレの一部が破れていることに気が付きました。
最初に出会えた子
次に出会えた子
最初に出会えた子と比べると状態の違いが一目瞭然。
どうやら2匹目の子は激戦を勝ち抜いてきたみたいですね。
(それとも、1匹目の子はとんでもない力を誇る強者だったのかも)
外敵は誰なんだろう?
ホウボウは「胸ビレで威嚇する」とお伝えしたのですが、ちょっと気になることが。
このサイズを襲う外敵とは一体?
写真の2匹はいずれも大人(アダルト)サイズなので、襲う側も大型と思われます。
大瀬崎ビーチの湾内で大型の肉食魚と言えばキアンコウを思い浮かべますが、出会うのは稀なので違うんだろうな。
そもそも、ホウボウが襲われている場面に出会ったことがないので全く検討がつかない。
なので、ホウボウの外敵(=天敵)については情報が入り次第追記します。
エサを探す仕草が可愛いの
ホウボウの特徴の1つと言えば「6本の指みたいに変化した胸ビレの一部」。
ここを器用に使ってエサを探す仕草が堪らなく可愛くて好きなんです♪
動画で観察してみよう
「ショートは冒頭、通常は23秒」から小石と格闘する様子が見れます♪
映像の子は小さな幼魚なので、「小石が重くて持ち上げられず困っている」様子が本当に可愛いですよね。
ホウボウの瞳は青い
ホウボウは色鮮やかな胸ビレを観察するのが人気なのですが、ぜひ、「真横から青く輝く目」も観察していただきたい。
いかがでしょうか?
すごく惹かれませんか?
僕はホウボウが持つ目の輝きも好きなので、ガイド中に出会えたら一緒に観察して楽しみたいな。
動画でも観察してみよう♪
ほんと、ホウボウの目は癒されます♪
ぜひ、ホウボウと出会えましたら一緒に「上から色鮮やかな胸ビレ模様を堪能」したり、「真横から青く輝く目や砂の中に隠れているエサを探している様子」を一緒に観察してみましょうね!
脱皮して成長する?
ホウボウはサカナなのに「脱皮」する変わった特徴も持っているとのこと。
写真/動画の撮影はまだなので、成功したら載せたいな。
この子に出会えた場所と時期は?
今までに出会えた場所/時期/水深などの情報をお伝えしますね。
場所 | 時期 | 水深 |
---|---|---|
大瀬崎ビーチ 静岡県/西伊豆 | 通年 | ~20m |
写真展/動画展/参考書籍
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