今回のツアーは親子のスノーケリング&スキンダイビング。
日程 :2019年8月19日(日)
天候 :晴れ
気温 :30℃
水温 :26℃前後
場所 :福井県丹生郡越前町梅浦
利用施設:ダイビングセンターログ
現地までの移動の最中
行きの道中、養老SA辺りから足(特に右足の親指や薬指)に痛みが走り、胸辺りにピリピリとした痛みもありました。
高速を降りて南越前町のファミマで休憩のために車を止めたころには足の指や胸辺りの痛みは治まっていましたが、変わりに両足首に痺れを感じていました。
しかし、現地に着く頃には痺れもだいぶ弱まっていました。
良かった…
症状の変化
現地に着きましたら親子2組とスノーケリングをするためにドキドキしながら海へエントリー。
ひどく痛むところは今の所ない。
良かった♪
最初の出だしは順調みたいです。
水面は少し波でざわついていましたので波打ち際は避けて泳ぎに出掛けました。
出発してからどうだろう?
10分経ったか経たないかくらいかな。
腕に違和感を感じ始めました。
その違和感が強くなってきたら思い出したかのように腕全体に重い痛みが広がり始めました。
うそ…スノーケリングもダメなの?
水面でも水圧が少なからずかかるから?
かなり気が滅入る。
楽しんで頂く方法
この状況でどうすれば楽しんで頂けるのだろう?
考えた末に、目標物(貝殻やウニ殻など)を落として中層を漂っている所を拾って遊びながら潜りの練習をしようと思いました。
最初は僕が落としては潜って取ってもらい、僕が離れて落とす→子供たちが拾いに来る。を繰り返していましたが、途中から親御さんにお願いして、落とす役を交代して頂きました。
なぜなら、動き回るよりも止まっていた方が痛みに耐えれそうだったから。
午前中は幸いなことに、そこまで痛みが激しくならなかったため無事に出来ました。
陸上にあがって少し休憩をすると驚くほど腕の痛みは治まっていました。
休憩後の親御さんたちの素潜り練習は正直、腕の痛みが怖かったので代表に変わってもらいました。
症状の悪化
午後は親御さんたちは一先ず休憩なので、僕は元気な子供たちと一緒に泳ぎに出掛けました。
ザブンと海へ入ると海水のヒヤッとした冷たさと同時に腕の重い痛みも直ぐにやってきました。
でも、我慢しながら子供たちと生きもの探しの旅へ出発しました。
だが、5分も経っていない内に腕の痛みが酷くなる。
もうヤダ、水面に腕をつけていたくない!
腕を水面から出しながら立ち泳ぎ気味に移動したり、後頭部付近に両方の手のひらを置いて両肘を出来る限りあげて、なるべく腕全体が水面から出るような形で泳いでみたりもした。
….が、全く効果なし。
体に水圧がかかっているのが原因なのだろうか?
腕を出したところで痛みが和らぐ事は無かった。
でも、子供たちが元気にはしゃぐ姿を見ていたら頑張らなくちゃ!と思えて耐えることが出来ました。
気持ちの葛藤(かっとう)
数分後に親御さんたちが合流したので水面で記念写真を撮る事に。
5人で輪になって手を繋ぎ星の形を作って写真撮影が始まりました。
本当なら僕が潜って撮るべき所を、今日のお客さんの中で1番経験がある親御さんが潜って撮ることになりました。
安心している自分がそこにいた。
しかし、その親御さんが一言
私が撮ったら今度は猪子君に潜って撮ってもらおうかな~
この言葉にかなり悩んだ。
断るべきか、いや…でも、記念写真に自分だけいないのは寂しいはず。
1回だけならなんとか腕の痛みに耐えていけるんじゃないか?
だぶん、これが原因で症状が急激に悪化はしないだろう?
ここは行かないとダメなんじゃないか?
結果、親御さんが写真を撮った後に僕が変わる雰囲気になった。
けど、僕が撮る番になる前に、子供たちが寒いと訴えてきたので陸に戻ることになったので正直、心の中で助かったと救われた気分になってしまった。
だけどもし、子供たちの件が無かったらきっと僕は潜ってしまっていただろう。
それは、僕が撮ってあげなくちゃ!と言う気持ちと断ることに後ろめたい気持ちがあったから。
潜っていたらどうなっていたんだろう?
痛みは酷くなっていたのかな?
深刻な状況になってしまっただろうか?
今更考えても仕方がないが、とにかく無事に終われて良かった。
これで、治療までの間にある海の仕事はすべて終わりました。
今回もお客さんたちに助けられた。
子供やお客さんを楽しませたい!と言う気持ちが強かったから最後まで出来ましたが、1人だけではこの腕の痛みに耐えれなかったと思います。
早くこの腕の痛みを何とかしたい。
他の症状は我慢すれば耐えれる痛み。
高気圧酸素治療を受ければ、腕の痛みはどのくらい和らぐのだろうか?
気になる。
今回の減圧症を再発した。まとめ
ほんと、今回の僕は運よく良い方向に流れていっただけ。
最後の潜りは断るべきだろう。
それで、関係が崩れる方達ではなかったから。
今なら、なおさらそう思う。
それと、僕の現状(起きている症状)を前回のダイビングでは初めに伝えていたので、今回も親御さんにだけでも伝えておくべきだったかもしれない。
反省して改善していきます。