初めて減圧症を発症し、高気圧酸素治療(再圧チャンバー)を受けてから数か月経ちましたので、今までのことを僕なりにまとめることにしました。
☆ 今回お伝えしたいこと
『治療を受ける前・治療を受けた後・治療を受けてから3ヶ月後』に感じた症状の変化について
減圧症治療前
腕や関節に感じる違和感や痛みが強くなったり弱くなったり、感じなくなったりと、痛みに『波』があった。
日数が経っても症状がおさまる事はなく最低ラインは保ったまま続く。
症状が良くなった所、悪くなった所があった。
今回は頭痛が少なくなり、耳鳴りは常になるようになった。
激しい運動後は違和感や痛みが強くなった。
頭がぼ~っとする、頭痛がする、耳鳴りが大きくなるなど。
それでも、続けると節々が動きづらくなるなどの症状が出た。
まるで油をさしていないギアみたい。
最終的には足元がふらつく、頭痛がするといった症状が酷くなった。
水泳の息継ぎなどの頭を動かす行為をすると頭痛の症状が悪化しやすい気がした。
軽い運動をしている最中は良い方向に動くことがあった。
頭痛や痛みを徐々に感じなくなるなど。
但し、運動が終わると元通りになった。
気が紛れていただけなのか?
減圧症治療後
軽い運動程度なら問題ないが『泳ぐ距離が長い・激しく動いた』などの負荷が増えてくると、頭に違和感を感じる→頭痛が酷くなった。
少し落ち着くと、頭痛はおさまり、違和感のみが残った。
激しい運動後は関節部分に痛みやピクっとする反応が出たりした。
治療をして直ぐに症状が無くなる事はなかった。
治療から3ヶ月後
体力面は元通りに戻った。
関節部分の痛みはなくなった。
左耳の耳鳴りは継続中。音質や音量は変わらず聞こえる。
※テレビで放送が無い時に流れる高いピー音のような音。
耳鼻科の検査では『難聴』の疑いなし。原因不明。
朝起きた時や体調がすぐれない時などは耳鳴りの音が大きくなるなど、酷くなった。
体調面が関係するのだろうか?
これは、当分付き合っていくのかな。
初めての減圧症で感じた事はこんな感じでした。
ダイビングは半年(6ヶ月)休養して5月から徐々に始めて復帰しました。
1人で抱え込まずに相談することが大切!
減圧症は発症(罹患)してしまった場合、本当に減圧症なのか判断が難しいことが多いと思います。
少しでも気になったり疑う症状があったりすれば、直ぐに病院に行って高気圧酸素治療を受けるべきなのはわかります。
でも、1人で悩み抱え込んでしまうと…
大事にしたくない
減圧症であることを認めたくない など
色んな気持ちが揺れ動いてしまい、治療開始が遅くなってしまったり治療をせずに終わってしまったりしてしまうかもしれません。
僕もそうでした。
もし、お医者様に相談することが苦手だったり背負い込んでしまったりするのであれば、僕が変わりに専門医さんに問い合わせをして聞いてみることもできますので遠慮せずに連絡してくださいね。
減圧症と関係が無いことが分かれば安心できますし、自分の気持ちが楽になる方法を一緒に探していくことが大切です。
復帰できたことで気づいたこと
減圧症などの潜水病になると辛く、復帰ダイビングの最中は、
本当に潜っても大丈夫なのか?
また再発してしまったらどうしよう?
と不安が押し寄せてかなり怖いです。
正直な所、ダイビングをもう一度やりたい!気持ちが強くないと戻るのは難しいと感じました。
ですが、減圧症を経験できたことで、
潜水病の辛さ
治療への流れ
潜ることや生きもの達と出会える楽しさなど
減圧症になる前よりもダイビングの怖さや素晴らしい魅力を知ることができました。
ですので、減圧症を発症(罹患)してしまった方や復帰に向けて動き出したいけど悩まれている方へ伝えたいことは、僕でご協力できることがあれば喜んでお手伝いさせて頂きますので遠慮なく声をかけてくださいね。
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