こんにちは、(@nagisahiroi)いのこです。
今日はOさんとマンツーマンでログ前ビーチ(福井県/越前町/北陸エリア)にファンダイビング&ナイトの旅へ♪
本日の海況情報
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●日程
2024年3月
30日(土)~31日(日)
●天候
30日⇀晴れ
31日⇀くもり
●最高気温
20℃
●水温
10℃~11℃
●透明度(透視度)
10m~12m
●波高
30日→2m~1m
31日→1m
●潮流/ウネリ
流れ →なし
ウネリ→あり
●ダイブ情報
1本目
エントリー17時37分
エキジット18時29分
潜水時間 52分
最大水深 12,7m
平均水深 8,6m
水温 10,9℃~11,3℃
今日は波が高めで夜に向けて落ち着いていく予報でしたので、くにみクラゲ公民館(水族館)や間欠泉など、越前海岸沿いの観光スポットに寄り道しつつ、のんびり施設へ。
岩壁にぶら下げられていたのは「イカの卵」(ヤリイカかな?)
産卵の時期だよな~と思いつつ眺めていると、見覚えのある棘がニュッと出ていることに気付く。
ガンガゼじゃん!!
この低水温でも生きているってことは越冬した子なんだろうか…
冬期の低水温で居なくなるので日本海では数が制限されていると思っていたので、年々増えていかないのか気になりますね。
やっぱり、ガンガゼ類は太平洋側で出会いたいな。
(特に前日の)波が激しかったので、サクラダンゴウオやウミウシ達は隠れちゃっているかな?と心配してましたけど、無事に出会えました。
結構、波に揺られただろうにすごいな。
幼魚(天使の輪っか)の情報もありますけど、徐々に成魚の姿になった子が多くなってきたみたいですね。
なので、そろそろナイトダイビングでも成魚たちで賑わっている世界が見え始めるのかなー?
楽しみです♪
ウミウシ達は、シロウミウシなど基本種よりもミノウミウシ系(エムラミノウミウシ、アカエラミノウミウシ、ミドリアマモウミウシ、ゴシキウミウシ属一同など)で賑わっていました。
その中でも「エムラミノウミウシ」の存在感が大きかったな~
Oさんも「ミノウミウシは小さい印象」をお持ちでしたので、大きさにビックリしてました 笑。
最後に水底付近で気になったのが「カサゴ」。
白くなっていたので病気かと思いましたけど、白い線傷っぽいものや頭の皮膚がめくれていることから何かに襲われたのか?
この状態でも自然回復するのか気になる出会いでした。
そんな感じで無事にサクラダンゴウオやウミウシ観察も終えたので、もう少し探してから帰ろうかなと水底の生きもの探しをしていると右足をグイグイ引っ張る感覚が。
いの:(あれ?すごい引っ張るけど、Oさん、珍しい生きものでも見つけたのかな?)
気になって右後ろへ振り向くと、水底で一生懸命に生きもの探し中のOさんの姿が見える。
いの:(ん?呼んだんじゃないの?)
(待てよ…この感じ、前にも会った気が…)
まさかと思いつつ、体を反転させて真後ろまで確認してみる。
すると、Oさんの真横に逆立ち状態のイルカ。
いの:(おい!死んだと聞いてましたけど???)
(ヤバい!Oさんに伝えないと)
スレート(水中ノート)にゆっくりと手をかけると、何か伝えたいことがあると気づいて下さったOさんが顔を向けてきました。
「イルカ」の3文字だけ書いて簡潔に伝える。
そこで、初めてイルカが真横に居ることに気付いたOさん。
いの:(ゆっくりと水底を這うように移動して陸へ戻ります。)
行動に反応するとイルカのテンションが上がると手が付けられないので、ゆっくり泳いで戻ることに。
「遊ぼうよ!」って足を引っ張ってきたり逆立ち状態でこっちを眺めてきたり、落ち着いて行動すれば多少ちょっかいはかけて来ますけど寄り添いながら泳いでくれるのは可愛く感じてしまう。
頭上に来て頭を4回甘噛みされたのはビビりましたけど 笑。
1番怖いのは、イルカの行動に反応してテンションを上げてしまうこと。
こうなると手が付けられず制御ができないので「焦らずゆっくり行動、そして無視」を徹底するのが身を守る必須条件なのでお忘れなく♪
10分以上も寄り添って来たので久し振りの出会いで嬉しかったのかな。
一人ぼっちの時は何をして遊んでいるのだろうか?
何とか5m付近まで戻って安全停止も終えた所でOさんに残圧をお聞きすると残り70気圧。
まだ余裕はありますけど、そろそろタイミングかなと思い水面まで浮上してみました。
ちょっとこの水底から離れて水面に着くまでの間は(イルカが反応してテンション上げないか気になって)怖さを感じたかな。
最後は、エキジット付近まで行くと以前と同じで(もう帰っちゃうんだ…じゃあね!)て感じで沖の方へグングンとスピード上げて泳ぎ去っていきました。
エキジットした後はOさんとイルカの話で盛り上がり、ナイトダイビングはと言うとお互い即答で中止に。
流石に、真っ暗なナイトダイビングで出会うのは勘弁ですからね。
翌日は器材を片付けたら大好きなジェラート屋さんに寄り道したり、道中で鹿を眺めたり、今年初開催の桜マラソンを見学してから帰路へ。
Oさん、今回のツアーは貴重な初体験ばかりでしたね。
Oさん:イルカがこんなにもデカくて怖い存在だと初めて気付かされたよ。でも、石川のイルカ(能登島)とかは危なくないんだよね。次回は楽しいドルフィンスイムをやってみたいな~
イルカは可愛いイメージが定着していますけど、肉食動物ですからね。
特に、この子はグイグイ来ます。
でも、刺激しないように気を付ければそこまで危険な存在ではないので、平常運転で対応していきましょう。
Oさんの対応は💮(花丸)でしたよー!!
それでは、次回のうみログもお楽しみにー