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6月はヘビギンポの産卵シーズン!? in 越前海岸(福井県)

ようやく愛知県が独自に発出されたコロナ緊急事態宣言の自粛期間が終わりましたので、うみへお客さんと出かける前に現地のコロナ対策の確認もかねて調査しに行ってきました。

久しぶりに潜った越前海岸の海中世界では、スズメダイやヘビギンポたちが次世代へ命のバトンを繋ぐために頑張っていたり、超BIGサイズのマナマコ様との出会いに幸せを感じれた1日になりました。

海況情報・ダイブプロフィール

日程   :2020年6月7日(日)
天候   :晴れ
気温   :24℃
水温   :18℃
水面   :おだやか
透明度  :10~12m
場所   :福井県越前海岸
     :ログ前ビーチ
利用施設 :ダイビングセンターLOG

‹1本目›
ポイント名:ログ前ビーチ
エントリー:10時51分
エキジット:11時26分
最大水深 :6.3m
平均水深 :5.1m
潜水時間 :34分
安全停止 :なし
休息時間 :1時間20分

‹2本目›
ポイント名:ログ前ビーチ
エントリー:12時46分
エキジット:13時28分
最大水深 :7.4m
平均水深 :5.2m
潜水時間 :42分
安全停止 :なし

目次

ヘビギンポが次世代へ繋ぐ命のバトン!?

越前海岸に潜ると必ず出迎えてくれる生きものにヘビギンポがいます。

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ヘビギンポのメス♀が持つ美しい胸ビレ 2020年6月7日

警戒心が強い子は観察するのは難しいですが、近づかせてくれる子の胸ビレにライトや太陽の光が当たるときれいなんですよ。

この子は、繁殖シーズンになるとオスが婚姻色の影響で体が真っ黒になります。

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ヘビギンポのオス♂ 2020年6月7日

ですので、オスなのか?メスなのか?見分けるのが一目瞭然です!

それで、今回出会った中に2匹で寄り添っているペアがいたんですけど、なぜか、オスは機敏にメスの周りを動きまわりメスはじっとして動かないんです。

あれ?なんでメスはじっとしているんだろう?と数秒考えたのち、はっ…もしかして…と気づいちゃいました。

きっとこれは卵を守っているんじゃないかと。

そこで、じっと観察してみると、オスが岩壁の表面にヒレをパタパタさせて新鮮な海水を送っているような仕草をしていたので間違いない!これは卵がある。

https://www.instagram.com/p/CBNYftIHD3s/?utm_source=ig_web_copy_link

6月はスズメダイの産卵シーズンですが、ヘビギンポも負けじと次世代へ命のバトンを繋いでいました。

タイミングを合わせれたらハッチアウトも見てみたいなー

卵の世話はメスがする?

ヘビギンポが行う卵の世話で1つ気になることがありました。

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ヘビギンポのメス♀ 2020年6月7日

他の場所ではオスの姿はなくメスが3匹ほど集まってパタパタしていたんです。

もし、ここに卵が産みつけられているのなら世話は基本メスがするのかな?それともオスも共同で世話をするのかな?

う~ん、気になってきた。

次回も出会えたら観察して調べてみよう。

マナマコ様が大きすぎ!?

久しぶりのうみを気持ちよく泳いでいると水底を歩いて散歩中のマナマコを発見!!

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マナマコ 2020年6月7日

立派なお姿なこと。

家で飼育しているマナマコ3兄弟の長男も大きいと思っていましたが、その1.5倍くらいはありそう。

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マナマコの顔・表情 2020年6月7日

すごい!!

これだけ大きいと見ごたえあるねー

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マナマコの大きさ 2020年6月7日
人差し指と大きさ比較

こんなにも立派に育っているマナマコと出会えるなんて幸せ者だ。

水温や時期から考えると、夏眠するための準備中なのかな?

また来年会おうねー

マナマコの夏眠についてはじょちらの記事の2ページ目に書いてみました。

滑空中のキイロウミコチョウ!?

今回のダイビングで最後出会った生きものがこちら

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キイロウミコチョウ 2020年6月7日

ウミウシの仲間『キイロウミコチョウ』

泳ぎつかれたのかな?

出会った時は、水底に向かって滑空していました。

本当にこの子は水底よりも海中を泳いでいたり浮いていたりする姿を目撃することが多いな。

ウミウシの仲間『キイロウミコチョウ』についてはこちらの記事に書いてみました。

生態情報や、飛び立つ(泳ぎだす)瞬間を撮影した動画もありますので、お時間があるときにぜひ見ていただけましたらうれしいです。

6月はヘビギンポの産卵シーズン!? in 越前海岸(福井県)まとめ

越前海岸ダイビング(福井県)2020年6月7日

☆今回お伝えしたかったこと

1.ヘビギンポの美しさ
  光を当てると輝く胸ビレ
2.次世代へ繋ぐ命のバトン
  繁殖シーズンで産卵中!?
3.卵の世話は誰がする?
  基本はメスのみ?オスも手伝う?
4.逞(たくま)しいマナマコ様
  夏眠に向けての準備中?
5.滑空中のキイロウミコチョウ

久しぶりに潜った越前海岸の海中世界は変わらず活気に満ちていました。

タイミングを合わせれたらスズメダイやヘビギンポ達のハッチアウトを見たいなー

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越前海岸ダイビング(福井県)2020年6月7日

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