こんにちは、(@nagisahiroi)いのこです。
今回は「砂の中に潜る仕草」が究極に可愛い小さなイカの仲間「ミミイカ」について一緒に観察していきましょう!
学名 | Euprymna morsei |
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大きさ | ?(参考図鑑に記載なし) ~数cm |
エサ | 生きている小さなエビなど (飼育環境でも生きエサしか食べない) |
出会えたうみ | ログ前ビーチ/福井県越前町 |
探す時はナイトダイビングで水底をゆっくりと
ミミイカは「水底近くをフワフワと浮いていたり転石上にチョコンと座っていたり」することが多いので、とにかく水底をくまなく探してみると出会える確率が格段にUPします!
と言っても小さいので慣れるまでは見つけるのは大変…
こうやって転石上に座っている時ならまだしも
転石のすき間などに隠れている場合が特に見落としがちになってしまうので要注意!
なので「居そうな場所に目星をつけたら焦らずゆっくりと」水底を探してみましょう。
泳いでいる時こそチャンス!
僕は、ミミイカ探しのコツと1つとして「泳いでいる姿を事前に認識する」ことを必ずお伝えしています。
この「UFOみたいにフワフワと移動する黒い物体」がミミイカなんですけど、初めて目撃すると「ミミイカだと気づかない(=イカだと思わない)」方が多いんですよね。
なので、事前に「(こうやって移動しているのか~っと)泳いでいる姿を事前に認識しておく」ことがおススメです!
出会える大きさは数mm~2cmくらいが多いかな
「出会えるミミイカの大きさってどのくらいなんですか~?」と質問されることが多いのですが、
小さいので「3~5mm」くらい。
大きいので「2~3cm」くらいが多い印象です。
大きめの子と会いたい
→3月~6月頃がおススメ
小さめの子と会いたい
→7月~10月頃がおススメ
小さくても「色素胞」がキレイ♪
イカと言えば興奮したり身の危険を感じたりした時に体色(色素胞や虹色素胞の大きさ)を変える特技をお持ちなんですけど、ミミイカにもあるみたいですね。
銀河系みたいな色合いがすごくキレイで好き♪
変化の様子を観察してみよう
出会ったばかりの頃
出会ってから数秒後
こちらの存在を認識した頃
完全にこちらを認識した頃
輝いていた背中が「見事なまでに暗やみに同化する色合い」に変化するのが面白いですね!
最大の魅力「両腕使って砂隠れの術」
それでは、最後に「ミミイカと言えばコレでしょ!」と一緒に観察したい最大の魅力をご紹介します!
動画の子は砂を載せる仕草が下手なのか全然隠れきれてないですけど、そのドンクサい所も含めて可愛いすぎますね♪
後は「交接、産卵、卵隗、ハッチアウト」も実際に観察したいなー
ミミイカと出会いたい方はぜひナイトダイビングで夜の海中世界へお出かけして一緒に観察してみましょう!
●リクエスト大歓迎の行先
ログ前/ビーチ/福井県越前海岸
学校下/ビーチ/福井県越前海岸
●時期
大きめの子と会いたい
→3月~6月頃がおススメ
小さめの子と会いたい
→7月~10月頃がおススメ
●内容
ナイトダイビング
●参考文献
土屋光太郎/山本典暎・阿部秀樹 写真
「イカ・タコガイドブック」2002
株式会社ティビーエス・ブリタニカ