こんにちは、(@nagisahiroi)いのこです。
今回は、海面に浮かぶ漂流物などに付着するエボシガイを食べるウミウシの仲間「ヒダミノウミウシ」について一緒に観察していきましょう!
学名 | Fiona pinnata (Eschscholtz, 1831) |
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大きさ | ~3cm |
出会えたうみ | 浮島ビーチ /静岡県西伊豆 |
出会えた水深 | 海面(=水面) |
出会えたうみ遊び | スノーケリング |
水面に浮かぶ漂流物を探してみよう
ヒダミノウミウシの大好物は「エボシガイ(甲殻類)」。
なので「エボシガイ」が付着する漂流物を発見したら大チャンスです!
実際に近寄ってみて「ミノ状の突起」を発見したら大当たり♪
白いフワフワがヒダミノウミウシの卵?
「ヒダミノウミウシ」は平ぺったい体をしていますので「エボシガイ」の開いている貝殻のすき間から頭を潜り込ませて内部を食べ尽していました。
この光景から「エボシガイ」側のことを考えると正に「地獄絵図」ですね。
立派なサイズに成長した子が「4匹」確認できましたけど、このサイズで4匹だと「エボシガイ」1個食べ尽すのに何日くらいかかるの気になりますね。
それと、付着したエボシガイを全て食べ尽した後は「餓死」しちゃうのかな?
「ヒダミノウミウシ」達のことが気になって色んな角度から観察を続けていると「白いフワフワした何か」が大量に付着していることに気付きました。
漂流物の全体に産み付けられていました。
この白いフワフワは「粒々が集まった集合体」で「ウミウシの卵」に似ている気がします。
つまり「これがヒダミノウミウシの卵」なのかな?
もし、これがそうなのだとしたら、ここから沢山の幼生が産まれて表層を漂いながら「新たなエボシガイ付きの漂流物」に出会う果てしなき旅に出るのだとしたら激ムズ人生を歩んでいくんだな~
この大海原で出会える確率はどのくらいなんだろうか?
考えれば考えるほどに「ヒダミノウミウシが選んだ生活環境」に驚きを隠せないですね!
本当にすごい。
そんな不思議な生活を送る「ヒダミノウミウシ」のことが気になりましたら一緒にうみへお出かけして会いにいきましょう!
●リクエスト大歓迎の行先
浮島/ビーチ/静岡県西伊豆
●時期
不明
●出会えた水深
水面
●出会えるプログラム
スノーケリング
スキンダイビング
●参考文献
中野理枝 著
「日本のウミウシ」2018
株式会社 文一総合出版