こんにちは、なぎさひろい(@nagisahiroi)いのこです。
今年も無事にプルテウス幼生達が稚ウニに変態する準備が整い始めてきましたので一緒に変化を観察していきましょう♪
波平さんスタイルがかわいいの♪
元気に管足をウニウニしながら泳ぎ回っていたプルテウス幼生達も、次第に泳ぐ頻度が徐々に少なくなり「着底して管足を使って歩きまわる」ようになりました。
(そろそろ変態誘導しても良さげかな?)
プルテウス幼生の姿で歩いている様子を観察可能なのは今しかありませんので顕微鏡を使って覗いてみると、めっちゃ面白い光景があったんですよ!!
2本だけちょろんと管足らしきものが生えていて「波平さんかよ!!」って思っちゃいました 笑
※サザエさんの磯野波平さん。
こう言うお茶目な発見がありますので日々の観察が楽しくなりますね。
ついに変態誘導を開始
と言うことで、いよいよ付着珪藻を投入して変態誘導を始めてみました。
すると、段々と形が親ウニのように丸くなってきたような。
(数時間後)
おぉ!!まさにウニっぽくなってきましたよー
(さらに数時間後)
棘も全体に生え始めてきて立派な稚ウニになりました。
(無事に変態してくれてありがとう♪)
動画で観察してみたい方はこちら
稚ウニ変態で気になったこと
今年は顕微鏡を使いながら変態の観察を続けてみまして2つ気になることがありました。
*気になったこと*
変態には個体差がある?
変態開始~完了までの時間を観察したところ、「数時間で変態が終わってしまった子、半日~1日以上をかけてゆっくり変態した子」など、かなりの幅がありました。
(この差は何なのでしょう?)
変態途中で変態が止まり死んでしまった
なぜか、変態が始まって「棘が生え始めた、もしくは棘が生え始めて少し経ってから」変態の変化が止まりそのまま死んでしまう子がいました。(隣同士で変態して片方は成功、片方は失敗なんてことも)
原因の可能性について
付着珪藻の問題か?
「サンゴモなどの変態誘導」でも同じような事例があるみたいなのですが情報が少ないので、付着珪藻の変態誘引する物質がサンゴモよりも少ないとか何らかの違いで変態を中止させてしまうのかな?
それとも「投入した量が少ない」可能性も考えられますね。
去年も同じで「変態途中で死なせてしまった」子達が多く申し訳ないことをしてしまいました。
何とかここの問題を解決して変態を成功して元気に成体(親ウニ)まで育ってほしいな。
ですので、付着珪藻に原因があるのか疑問をスッキリさせていきたいので、次は同じ環境でプルテウス変態期まで育てましたら「サンゴモによる変態誘導」に挑戦してみようかなと思います。
もし、これで変態途中に死んでしまう子がいない、もしくは少なくなっていれば付着珪藻に問題がある可能性が高いですね。
これからも試行錯誤をしながら飼育方法を考えたり成長過程を記録していこうと思います。