こんにちは、なぎさひろい(@nagisahiroi)いのこです。
背面の縁(ふち)にあるモジャモジャが「中毒になるほど気になってしまう独特な魅力を秘めている」エダウミウシについて書いてみました。
エダウミウシの生態情報
分類
ド―リス下目
フジタウミウシ科
エダウミウシ属
学名
Kaloplocamus-ramosus
(Cantraine,1835)
大きさ
~6cmほど
生息地・生息域・分布域
日本
暗やみがお好きなの?
太陽に照らされて明るい昼間は「陰(かげ)になっている場所」で出会うことが多いような。
※陰になっている(=暗くなっている場所)
ナイトダイビング(日没後の暗やみが支配する海中世界)でさえも、メカブ(ワカメの根元にあるヒダヒダ)に隠れる徹底ぶり!!
(あれっ???暗やみが好きなんじゃなくて臆病なだけなのかな?)
(めっちゃ、こっちに顔だけ向けてくるし笑)
(あの…よろしいですか?私、すみッコが好きなんです♪だから、外に出る気はありませんよ?)
なんて言っているような仕草が堪らなくかわいく感じてしまう罪な子です。
大きさはこのくらい
ウミウシの中では「中々のサイズにまで成長してくれる」ので、目に付きやすいのはありがたい。
モジャモジャと触覚の先にあるソレは一体なんなのー
本当にエダウミウシは「気になる何か」の塊。
まず、誰もが気になるであろう「背面の縁にあるモジャモジャ」
まるで、ちっこいサンゴ?イソギンチャク?のような不思議な形。
(なんで、こんな形になったんだろう?)
その答えの1つが中野理枝さんが執筆された「日本のウミウシ」に書いてありました。
樹上突起を広げて水中を漂う。
日本のウミウシ
中野理枝 著
(えっ…水中をただよう…だと???)
てっきり、エサの匂いをキャッチしやすくするためだと思っていましたので予想外の使い道ですね笑
しかも、この枝状に伸びたモジャモジャの先端に「発光機能」が備わっているみたい。
(なに、この不思議ちゃん???)
(気になり要素が満載すぎる笑)
樹上突起の先端には発光細胞がある。
日本のウミウシ
刺激を与えると瞬くように発光する。
中野理枝 著
モジャモジャにどうしても目が行きがちですが、「触覚の先端」もどうぞご覧ください。
(その先端にある穴は何なのーーー)
何か発射するの?
噴射するの?
射貫(いぬ)いちゃうの?
(あなたの不思議に私の心は射貫かれましたけどね♪)
この穴の用途は何なのか?
私、気になります!
二次鰓にメリベでもくっつけてるの?
そして、最後の気になる何かは二次鰓にあります。
このブワッと広がるふわふわな二次鰓。
(なんか、メリベウミウシの口みたい♪)
こんなにも大きくて柔らかいと天敵に噛み千切られそうな…
この形のこだわりは一体なんなんだ?
本当にエダウミウシは「気になる何か」の塊ですね。
*今回お伝えしたかったこと
エダウミウシの生態情報
分類、学名、大きさなど
暗やみがお好きなの?
すみっコが好き???臆病なだけ???
モジャモジャと触覚先端のソレ
漂って光るとか何なの?
二次鰓にメリベ?
ブワッとふわふわって何なの?
エダウミウシと出会えましたらぜひ、「モジャモジャ、触覚の先端にある穴、二次鰓の形」を観察してみてくださいねー