こんにちは、いのこです。
三保耳鼻咽喉科で三保院長の診察を受けた翌日から耳抜き訓練用の道具オトヴェント(オトベント)を使ってみましたので、耳抜き(バルサルバ法)練習に必要な道具や手順・注意点について書いてみました。
オトヴェントの道具紹介
①箱
②説明書(英語)
③説明書(日本語)
④訓練用の風船
⑤保管用の入れ物
⑥ノーズピース
以上が購入時についてきた道具一覧になります。
このように入っていました。
僕が購入したのは5個セットで、他にも10個セットなどもありました。
_
実際にはノーズピースに風船を取り付けて練習を行います。
説明書は必ずダイバー用を使う!?
練習は使用説明書通りに行うのですが、ここで注意点があります。
付属の説明書は『中耳炎用』なので、必ず『ダイバー向け』の説明書を病院もしくは株式会社名優のHPサイトから印刷・ダウンロードをする。
_
これが付属の説明書です。
中耳炎用ですので、練習方法や注意点がダイバー向けと異なる部分があります。
_
こちらが、ダイバー向けの説明書になります。
右側→三保耳鼻咽喉科で配布
左側→株式会社名優様のHPサイトから印刷
必ずダイバー向けに書かれた説明書の手順・注意点を守って練習を行ってください。
練習に大切な3つのポイント・難しかったこと!?
オトヴェントで練習をするさいに大切なことが主に3つあります。
一気に息まない
鼻をかむように息む力が強いと鼓膜を傷める可能性が高くなり耳抜きも抜けづらくなります。
慌てずゆっくりと行う。
※急に強く息むと抜けにくいのは耳管(鼓膜まで空気を送り込むための道)をブロックしてしまうため。
4秒~5秒に1回が目安
7秒以上かけてしまうと通常の潜降スピードに間に合わないので5秒以内で出来るようにする。
適切な力加減で抜く
息む力が弱すぎても強すぎてもダメ。適切な力加減を身に着ける。
これが、簡単に見えてむずかしい…
僕が初めてオトヴェントに挑戦したときは膨らますことさえできませんでした。
2回目以降は膨らますことはできたのですが7秒ほどかかってしまいましたので、息む力を強めていくタイミングを掴むのに苦労しました。
練習方法
ノーズピースに風船を装着
_
ノースポケットの先に開いた穴に鼻から空気を送り、風船をぷく~っとグレープフルーツくらいの大きさまで膨らませることができればOK!
力加減とタイミングをつかみましたらオトヴェント無しで耳抜き練習を行い、身に着くまでこれを繰り返す。
※徐々にオトヴェントは力加減やタイミングが分からなくなった・確認したくなったときだけ使うようにしていきます。
理想の耳抜きは感覚の先にある!?
鼓膜が動いた
外側に押されてぼ~っとするような感覚?
音がした
キューっと高い音?
今までは上記2つのどちらか、もしくは両方を感じて違和感が無くなった時に耳抜きが抜けたと判断していましたのですが、これは『耳抜きが始まる合図』で、ここからさらに圧をかけた先に理想とする耳抜きの世界がありました。
だた、そこに合図は存在しないので強く息みすぎてしまわないか不安になります。
そこで、適切な力加減を身に着けるためにはオトヴェントを使いながら「グレープフルーツくらいの大きさに膨らませる程度の力加減とタイミングを体に覚え込ませる」しかないのです。
だからこそ、本当は全てのダイバーがオトヴェントを使って耳抜きの練習をしてほしいなと感じています。
ぜひ、オトヴェントを使って耳抜きの適切な力加減やタイミングを身に着けていきましょう♪
オトヴェント教室
オトヴェントを使った耳抜き改善練習をリクエスト開催で行っていますので、ダイビングの耳抜き改善に向けて一緒に練習していきましょう!
参加費
2000円(税込)