こんにちは、なぎさひろい(@nagisahiroi)いのこです。
5月に地元のアクアショップに入荷されたのを知って会いに行ってから半年以上、自宅の水槽で飼育することは可能なのか情報を集めていました。
【エサについて】
他のウニ達(ムラサキウニなど)と同じで乾燥ワカメを食べてくれるのか?それとも、石灰藻やコケムシなどの付着生物ではないとダメなのか?
→ワカメもOK。乾燥クリル(エビ)も食べた情報あり。雑食性なのかな?
【混泳について】
他のウニ達と一緒に飼育しても襲わないか?
→エサが無いと他のウニ(ムラサキウニやバフンウニ)を襲った例がある。エサをたっぷりあげていると襲うことは無くなったとのこと。与えるエサの量が大切みたい。
気になっていた問題が解決してきましたのでお出迎えしちゃいました♪
ですので、この子の正体と特徴を観察してみます。
キダリス目は生きた化石!?
特徴のあるフォルムが本当にカッコいい…
ウニに詳しい方や飼育されている方に相談してみたところ、棘の特徴などからキダリス目のマツカサウニ(もしくは外国産のタイセイヨウマツカサウニ)ではないかと思われるとのこと。
『生きた化石』と言われるキダリス目のウニ殻は固く強靭なので、太古の昔から生き抜いてきた力強さを感じました。
化石種と現生種の形態で顕著な違いが見られないため、昔と今で形態が大きく変化していないと考えられています。
ウニハンドブック
田中颯・大作晃一・幸塚久典 著
水合わせ後は手づかみで水槽内へ移してみました。
棘が太く尖っていないので指に刺さる心配はなく安心して持てますね。
棘に生えた海藻がかわいすぎ!?
マツカサウニはガンガゼと同じように棘を使って歩くみたい。
海藻がオシャレでかわいい♪
ジブリ映画に出てきそうな雰囲気。
天空の城ラピュタでコケ類に覆われたロボット兵みたいな 笑
どうやらキダリス目は棘の表面に海藻やコケムシなどの付着生物を住まわせてカムフラージュすると考えられているとのこと。
最も目立つ構造である巨大な主棘は、表皮で覆われていない外骨格となっており、海藻やカイメンなどの付着生物の生息場となることもあります。
ウニハンドブック
田中颯・大作晃一・幸塚久典 著
棘に海藻を生やした新入りウニ(キダリス目)をお出迎え!?まとめ
☆今回お伝えしたかったこと
【キダリス目は生きた化石】
生きた化石なんてロマンの塊ですね
【棘に生えた海藻がかわいい】
棘に生やすなんてオシャレさん
カムフラージュに使うみたい
キダリス目のウニを飼育するのは初めてですので、これからエサを食べる様子などを観察していきたいと思います。
出会えるうみ!?
石垣島などのサンゴ礁がある沖縄県のうみで出会える可能性があります。
沖縄ツアーを開催したときに出会ってみたいな。