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「アオリイカ(シロ・アカ・クァ)」ダイビングで出会えるイカ図鑑

6月頃になると太平洋側で産卵が始まるアオリイカについて書いてみました。

目次

アオリイカの生態情報

分類

ツツイカ目
ジンドウイカ科

ヤリイカ科との情報もあり。

学名

シロイカ型

sepioteuthisーlessoniana“A”

アカイカ型

sepioteuthisーlessoniana“B”

クァイカ型

sepioteuthisーlessoniana“C”

大きさ(胴長)

シロイカ型

~40cm

アカイカ型

~50cm

クァイカ型

~15cm

生息地・生息域・分布域

シロイカ型

北海道南部以南
インド-太平洋域ほぼ全域

アカイカ型

伊豆大島、八丈島、石垣島、奄美大島、徳島

クァイカ型

奄美大島・小笠原諸島以南

豆知識

アオリイカには「シロイカ型・アカイカ型・クァイカ型」の3種類が存在する。

名前の由来は乗馬のアレ!?

「アオリイカ(シロイカ・アカイカ・クワイカ)」ダイビングで出会えるイカ図鑑

プリッとしたお尻が可愛いアオリイカには、「波打つように動かす大きくて特徴のあるヒレ」があります。

このヒレの形が、「乗馬で使う鞍(くら)の下に敷く楕円形の敷物『泥障(あおり)』に似ている」ことが由来と考えられています。

地方名も色々ある!?

バショウの葉に似ていることから「バショウイカ」、藻場に産卵することから「モイカ」、透明感のある体を持つことから「ミズイカ」など地方によって呼び方が色々あります。

出会いは未確認飛行物体!?

シロイカ型は水面近くが好みなのか、ダイビング中にふと見上げてみると

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「アオリイカ(シロイカ・アカイカ・クワイカ)」ダイビングで出会えるイカ図鑑

宇宙人が襲来してきたような感じで泳いでいる所に遭遇します。 笑

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「アオリイカ(シロイカ・アカイカ・クワイカ)」ダイビングで出会えるイカ図鑑

太陽の光で明るい浅場で出会えると、透明感のあるキレイな姿を拝むことができます。

なので、ダイビングよりもスノーケリングの方が出会いやすい印象かな。

虹色に輝き、銀河系の瞳を持つ!?

イカの仲間は体色を変えることが出来るんですけど、

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「アオリイカ(シロイカ・アカイカ・クワイカ)」ダイビングで出会えるイカ図鑑

この子は目の辺りが虹色に輝いていてキレイですよねー

透き通るような青い体に虹色の輝きが合わさると幻想的。

さらに驚きなのが、この子の「目を観察すると銀河系のような空間が広がっている」んです。

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「アオリイカ(シロイカ・アカイカ・クワイカ)」ダイビングで出会えるイカ図鑑

まるで宇宙空間みたいですね。

バトル勃発!エサは一体誰の手に!?

9月頃に越前海岸(日本海)でスノーケリングなどのうみ遊びをしていると、「厳しい自然界を生き抜くためにエサである魚などを取り合いをしている場面に遭遇」することがあります。

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「アオリイカ(シロイカ・アカイカ・クワイカ)」ダイビングで出会えるイカ図鑑

クジメと思われる魚を取り合う2匹のアオリイカ。

「絶対に奪われてたまるかぁぁぁ!!」と言わんばかりに触腕(しょくわん)でガッチリと掴んで引っ張り合う姿は迫力満点!!

ぜひ、2匹のアオリイカが戦っている最中に出会いましたら邪魔にならないように勝敗の行方を観察してみて下さいねー

アオリイカ vs アオリイカのエサの取り合いを観察してみよう♪

0:20 エサを奪いに襲い掛かる瞬間
0:36 近づいて戦いを観察
1:30 威嚇して勝負が決まった瞬間

ヤギ類や産卵床に産み付けられた卵たち

毎年6月頃になるとアオリイカ(シロイカ型)の産卵シーズンが到来します。

自然界ではウミトサカやヤギの仲間であるイソバナ科などに産み付けます。

黄金崎公園ビーチダイビング(静岡県/西伊豆)、アオリイカ、卵

アオリイカの産卵シーンは見ごたえ抜群でダイバーに大人気!

なので、時期が近づくとダイビングポイント内に産卵床(伐採された木の枝など)が設置されますので比較的簡単に観察することが可能です。

太平洋側(静岡県の伊豆半島や三重県の伊勢市/尾鷲市など)では「6月~8月」頃が狙い目です。

イカスミは海中に残ります

アオリイカ達が活発に動きまわる季節に潜ると海中に「謎の黒い物体」が漂っていることがあります。

これが正しくイカスミです。

イカのスミは海中に残りやすいので「自分の身代わりとして外敵の目をそらす」効果があると考えられています。

確かに、これは気になりますよね~

まぁ。僕たちダイバーには「さっきまでここにアオリイカが居たのか!」と近くにいることをアピールしてしまうので逆効果なんですけどね 笑。

なので、ぜひ、漂っているイカスミを見つけたらアオリイカが周りに居ないか泳ぎながら探してみましょう♪

「アオリイカ(シロイカ型)」ダイビングで出会えるイカ図鑑のまとめ

「アオリイカ(シロイカ・アカイカ・クワイカ)」ダイビングで出会えるイカ図鑑

☆今回お伝えしたかったこと

【アオリイカの生態情報】
分類、学名、大きさ(胴長)、生息地・生息域・分布域、豆知識など

【アオリイカの名前の由来】
乗馬で使う敷物「泥障(あおり)」

【出会いは未確認飛行物体】
水面近くで好みなのかな?

【虹色に輝き、銀河系の瞳を持つ】
とても幻想的です

【バトル勃発!エサは一体誰の手に】
どちらも譲らずに引っ張り合う姿は迫力があります

アオリイカ(アカイカ型・クァイカ型)については、撮影できましたら載せていきますね。

参考文献・使用音源

イカ・タコガイドブック

土屋光太郎・山本典暎・阿部秀樹(著)

風可&葉羽「MALINA」

作曲者の葉羽さんが書かれているブログはこちら

MALINA

「[声]アオリイカ同士がエサを取り合う様子を観察してみよう♪」

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「アオリイカ(シロイカ・アカイカ・クワイカ)」ダイビングで出会えるイカ図鑑

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