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「アユカワウミコチョウ」ダイビングで出会えるウミウシ図鑑!特徴も突起先端の朱色や顔に見える白灰色の斑紋が可愛いmmサイズのちっこい子

こんにちは、いのこです。

毎年夏前(6月頃)に学校下(福井県越前町にあるダイビングポイント)に潜ると出会う確率が高くて楽しみなアユカワウミコチョウについて書いてみました。

この子は、突起の先端や尾のふちが朱色に彩られているのがオシャレなウミウシの仲間です♪

  • 1ページ目
    アユカワウミコチョウの紹介
  • 2ページ目
    同定用の生態写真/動画一覧
    おススメのウミウシ書籍
    (追加情報は随時更新)
目次

アユカワウミコチョウの生態情報

分類

ウミコチョウ科
キマダラウミコチョウ属

学名

Siphopteron fuscum
(Baba&Tokioka,1965 )

大きさ

~1cmほど

周りの景色と比べると大きさが分かりやすい

ウミコチョウ科の仲間だけでも数種類確認されていますが、総じてみんな小さいです。

なので、見つけるのはウミウシなどのマクロ生物探しが得意でないと中々苦労するかも。

だからこそ、出会えた時はたまらない!

こうやって「海藻/海草などと一緒に撮影すると可愛らしいサイズ感が表現」できて楽しいですね!

正面(顔)はどっちなの?

この子と出会ったことがないダイバーのお客さんや、まだ潜ったこともない方に写真を見せながらお話しすると、結構な確率で聞かれることがあります。

正面(顔)ってどっちなの?

知っている方から見ると「こっちが顔だよ~」と判別できるのですが、確かに考えてみると、両側とも同じように突起が伸びているのでややこしいですね。

正解は「←左側が正面(顔)、右側→がお尻」なんですけど、もっと伝わりやすいように横から観察してみましょう。

いかがですか?

これなら先ほどの写真よりも分かりやすいかな~と思うのですが。

正解は「←左側が正面(顔)」なので、矢印の方向に向かって歩いている所ですね。

尾のゆらゆらが可愛い

ゆったりと歩くスピード感、左右にゆら~り、ゆら~り揺れる尾の動きが本当に可愛すぎる♪

時間の許す限り眺めていたーい!!

特徴は白灰色の斑紋と朱色

冒頭に少し書いたのですが、アユカワウミコチョウは「突起の先端や尾のふちが朱色に彩られている」ことが最高にオシャレな特徴です。

ミノウミウシの仲間も「背中にあるミノの先端だけ色が違う」ことが多いので、ウミウシ界の中では人気の特徴なのかな。

白灰色の斑紋が顔に見える?

アユカワウミコチョウが持つもう1つの特徴が「白灰色の斑紋」なんですけど、これはぜひ、正面からも眺めていただきたい!

(なんで正面からなの?)と気になると思いますが、それは「顔」に見えるからなんです。

ほら、「こらをジッと見つめている」ように感じませんか?

これがねー、可愛いんですよ。

僕は「生きものの表情」を観察するのが大好きで、顔に見える模様なども同じく大好きなのでたまんない。

横から観察している時に「こちらに向きを変えて斑紋とバシッと目が合った瞬間は最高の癒し」です。

また会いにいきたいな。

もちろん、この子も羽ばたいて泳げます

これはアユカワウミコチョウの特徴と言うよりも「ウミコチョウ科の特徴」になるのですが、

チョウチョの羽のような側足を使って海中を羽ばたくように泳ぐことができるんです。

こちらは同じウミコチョウ科の仲間である「キイロウミコチョウ」の泳いでいる映像なんですけど、アユカワウミコチョウも同じ感じで泳ぎます。

この泳いでいる姿こそ正に「海にいる小さな蝶」で「ウミ(海)コ(小)チョウ(蝶)」なので、ぜひ、目の前で泳いでいる子が居たら少し離れた位置から観察してみましょうね♪

この子に会える時期と場所は?

今までに出会えた場所/時期/水深などの情報をお伝えしますね。

場所時期水深
学校下
福井県/越前町
6月頃浅場
~10m以内

実際に出会えたうみブログ

写真展/動画展/参考書籍

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「アユカワウミコチョウ」ダイビングで出会えるウミウシ図鑑

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