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あなたに伝えたい「ヒトデの世界」胃を出し、穴掘り、罠使う!?

目次

ヒトデの食事方法は2つ!?
動画でも見てみよう♪

ヒトデの食事方法は2つ

『飲みこみ型』
全てのヒトデ類にみられ、特にモミジガイ目がとる食事方法です。

『反転胃型』体外消化
アカヒトデ目、ルソンヒトデ目、マヒトデ目がとる食事方法です。

胃を体の外に出して食べるなんてすごい!!

その胃を口から出して体外消化をしていたところを撮影してみました。

ヒトデは危険を感じると管足を海底にビタッとくっつきます。

この状態で無理に引きはがそうとすると、管足がブチっとちぎれてしまうなど痛めてしまう可能性が高くなります。

なので、腹側を観察するときは、ヒトデが油断している=吸着力が弱いときを狙って素早くひっくり返してくださいね。

そして、最後は自力でも起きあげれますが大変そうなので元に戻してやってくださいね。

皮鰓(ひさい)を使って呼吸をする!?

ヒトデの背中側を観察すると皮鰓(ひさい)と呼ばれる器官を見ることができます。

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背中ファサーってたくさんあるのが皮鰓で、

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小さい管足みたいな感じですね。

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この皮鰓は呼吸に関係する器官と言われています。

ヒトデを観察すると、少ししか皮鰓を出していない子もいれば沢山だしている子もいるのですが何の違いなんだろう?

沢山出している子は動きすぎて息切れしているから酸素を欲しがっているのかな?

気になるなー

見た目は短い管足みたいですね。

子孫を残す(子づくり)方法

ヒトデの仲間が子孫を残す方法は多様。

雌雄異体(オスとメスがある)の種類

卵と精子を海中に放出し、体外受精

雌雄同体の種類 ・自家受精

・単為生殖
・分裂や自切による無性生殖など

様々な繁殖戦略を使いながら環境に適応して、子孫を残そうと努力を積み重ねているんですね。

放精・放卵の涙ぐましい努力!?

雌雄異体の種類のヒトデたちは繁殖期になり放精・放卵を行う際には、腕を使っ体をぐぐっと持ち上げてから海中に放出します。

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少しでも遠くに精子や卵が潮の流れにのって運ばれていきますように・・・

そんなヒトデの気持ち?が感じ取れる行動ですね。

ヒトデのがんばる姿がここにあり!

神秘的な放卵を動画で見てみよう!

ワイラニ株式会社代表の森健司様から貴重な動画をお借りしましたので、ぜひご覧ください。

アカヒトデ放卵動画の注意点について

こちらの放卵動画の著作権等はワイラニ株式会社に帰属します。ワイラニ株式会社代表森健司様の許可なく複製、複写、転載、ファイル化、可変および販売・出版・放送等に利用することを禁じます。

餌は匂いで探す!?

『目はどこにあるの?』の項目で書いたように、ヒトデの視力はあまりよろしくないようです。

では、どうやって餌を探しているの?と疑問がわいてきますが、その答えは『匂い』と考えられています。

イギリスの海洋生物学者カスティラさんが行った実験の結果により判明したのですが、ヒトデは水中に漂う匂いを感じる感覚器を使いながら餌のある場所を探しています。

そして、この匂いを嗅ぐ感覚器はヒトデの体表全体に分布していると考えられています。

さらに驚きの事実がありまして、なんと、匂いを嗅ぐだけで好きな食べ物か嫌いな食べ物かまで嗅ぎ分ける事が出来るみたいです。すごい!

匂いを辿って探せる範囲

ヒトデはどれほどの距離から餌がいる場所を感知できるのか?

ヒラミモジガイ※を対象に行った実験結果より、(※巻貝や二枚貝を食べるモミジガイ属の仲間)次のこと分かったそうです。

ヒラモミジガイの場合

自分を中心とした直径15cm以内の範囲にある餌がいる場所を感知する事が出来る。

ヒトデの種類によって餌がいる場所を感知できる範囲に違いがある可能性はありますが、いずれにしてもそんなに変わらない範囲を探せるのではないかと考えられています。

毎回手渡しでエサをあげながら飼育していたら、水槽内に手を入れたら『あっ!エサくれる人の匂いだ♪』って認識してくれるのかな?

もしそうなら、愛着がさらに沸いちゃいますね♪

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ヒトデの構造イラスト「京都大学白浜水族館」提供

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