こんにちは、なぎさひろい(@nagisahiroi)いのこです。
今年はお世話になっている越前海岸の現地施設が「3月から営業を開始」しましたので潜りに行ってまいりました!
今回の目的は2つ「出没情報が出てきたサクラダンゴ幼魚(天使の輪っか)の観察」「出会ったことのないウミウシの探し方を現地ガイドから学ぶ」
※本文ではダンゴウオに統一しています。
【日程】
3月12日(金)
【天候】
くもりのち雨
【気温】
14℃
【水温】
11℃
【水面】
おだやか
【透明度】
6m
【現地施設・担当ガイド】
ダイビングセンターログ
健さん
サクラダンゴウオを探せ!
先ずはのんびりとダンゴウオ(幼魚)探し。
なんだかんだ言っても毎年必ず見たくなる魅力がある生きものですね。
この子は本当に小さくて見つけるのが難しいので「見つけれた瞬間のうれしさ」はかなりのもの。
ですので、ぜひ「ご自分の目でも見つけていただきたい」ので動画を撮ってみました。
もぅ本当にちっさい。
それだけではなくて、ウネリの影響で僕でさえ「左右に揺られてその場に静止していることが難しい海況」なのに海藻にピタッとくっついて離れないダンゴウオの吸着力が素晴らしい!!(ダンゴウオはお腹にある吸盤を使って海藻などにくっついています。)
*探すコツ*
動画のように「海藻の根元?付近」に付いていることが多い気がしますので、そこに注目して探してみてください。
ちょこ…ちょこちょこ…うぉーーー!…ちょこ
ダンゴウオを見つけたら観察していただきたいのが「動き」ですよね。
*この動きが好き*
ウネリで「左右にぷらーんぷらーん」と揺れる尾びれの動き
「ちょこ…ちょこちょこ…」と移動する仕草
13秒あたりで「うぉーーー」とウネリに負けずに泳いで海藻に戻ってくる姿
海藻から一旦離れてしまうけれど、一生懸命泳いで戻ってくる様子から考えると、ダンゴウオは長く泳ぐのは苦手っぽいけれど「瞬発的な泳力」はかなりのものがある気がしますね。(持久走は苦手だけれど短距離走は世界クラス?みたいな)
かわいいだけじゃなくて「思わず応援したくなる力強さ」を感じさせてくれるのも、サクラダンゴウオを魅力に感じる1つなんだろうなー
やっぱり1年に1回は必ず会いに行きたいですね。
そんな所にウミウシさん???
健さん
「ホンダワラにわんさかいるウミウシが居るんすよー」
いの
「えっ…ホンダワラにつくウミウシがいるの???」
「知らんかった…場所教えて!!」
と言うことで、2本目はダイビングセンターログの現地ガイド健さんにお願いをしてウミウシの居場所を教えていただきました。(場所は三ツ岩の沖側)
(ここはいつも素通りしていたなー)
健さんいわく、この辺りのホンダワラにわんさか居ついているらしい。
(へぇ~、どんな感じでいるのかな?茎の上?葉の上?根元付近?)
色々と考えながら探していると、到着してから1~2分くらいなのかなー
健さんが「ここっすよ!ここ!!」みたいなジェスチャーをして呼んでくださったので急いで見に行くと…
おぉーーーーーーーーーー!!
これが噂のウミウシかーー!!
結構大きめのサイズなので見つけやすい。
こんなにも大きいのに今まで存在に気付いていなかったとは…
このウミウシの正体は「サキシマミノウミウシSP5」の可能性が高いとのこと。
(ウミウシは同定が難しいですね。)
もじゃもじゃの中にも居るんです???
サキシマミノウミウシSPを撮影していたり別の個体を自分で見つけてみようと探したりしていると、健さんが海藻のモジャモジャを眺めていることに気付きました。
「あのモジャモジャになんかあるのかな?」
ヨコエビやらゴカイっぽい何かやら、何かしらの小さな生きもの達が居ついていることは見たことがあるけれど、何を探しているのか凄ーく気になる。
するとまた健さんから「ここっすよ!ここ!!」みたいなジェスチャーが。
(なになに?何がいるの?)
内心ワクワクしながら覗いてみると…
マジか!!ウミウシさんじゃん!!!
あんたら…そんな所にも生息していたのね。
こうやって、自分の気付いていなかった場所に居つくウミウシとの出会いは楽しいな~
好みの環境が分かれば「次回は自分で見つけてみよう!」と目標になって今後の潜る楽しみの1つになりますからね。
健さん、新しいウミウシと出会わせてくれたり、新しい目線に気付かせてくれてありがとう♪