こんにちは、なぎさひろい(@nagisahiroi)いのこです。
「透き通ったミノの透明感」
「ミノの中で妖(あや)しく輝く器官?」
「美しい体色」
越前ログ前などではお馴染みのウミウシなのに、出会うと必ず目が釘付けになってしまう不思議な存在に感じているサガミミノウミウシについて書いてみました。
サガミミノウミウシの生態情報
分類
ミノウミウシ小目
ヨツスジミノウミウシ科
クセニアミノウミウシ属
学名
Phyllodesmium-serratum
(Baba, 1949)
大きさ
~5cmほど
生息地・生息域・分布域
日本、オーストラリアのみ
隠れていても見えてます
サガミミノウミウシが好んで食べると考えられている「ウミトサカ類やヤギ類」
ウミトサカ類やヤギ類など、さまざまな八放サンゴを餌にする。
日本のウミウシ
中野理枝 著
それらが育っている「岩礁上や壁面など」を探していくとサガミミノウミウシと出会える可能性が高いのですが、海藻類や岩礁の亀裂(=すき間)の奥に隠れてしまって「全体が見えないこともしばしば」あります。
えっ、それじゃ見つけられないんじゃ?
と思われるかもしれませんが大丈夫、すぐに分かります!
なんと特徴のあるミノの色彩!!
隠れていても見えてますね。
特徴のあるミノの透明感
サガミミノウミウシの特徴と言えば「透き通ったミノの透明感」
「生命の誕生」ような温かさを感じますね。
(全ての命はここから誕生したのです…みたいな笑)
それに、中に見える「中腸線」がクラゲの触手みたいで毒々しく見えるのも好き♪
中腸線はそれを濃く、不透明にした色。体色や中腸線の色は餌に由来する。
日本のウミウシ
中野理枝 著
白線1本、触手が長~い
背中の中心線に沿って白い線が1本、つつ―っと伸びています。
それと、触手や口触手(口の方から伸びてる器官)がとにかく長ーい!!
背中にあるミノよりも長いので顔がどちらかなのか判断しやすいですね♪
色違いに出会いたい!
僕が今まで出会ったサガミミノウミウシ達は「ピンク色っぽい体色」の子が多いのですが、中野理枝さんが執筆されている日本のウミウシによると、色彩豊かで色違いがいるとのこと。
体地色および背面突起は半透明な橙色から赤色、ピンク色など変異に富む。
日本のウミウシ
中野理枝 著
色違いコレクション
ピンク色の子
(濃い目)
紫色っぽい子
赤色っぽい子
(くすんだ)
半透明な橙色や赤色などの子にも出会いたいなー
(撮影できましたら載せますね。)
サガミミノウミウシの大きさは?
人差し指と大きさ比較をしてみました。
結果は「大人サイズで第一関節くらい」でした♪
*今回お伝えしたかったこと
サガミミノウミウシの生態情報
「分類、学名、大きさ、生息地・生息域・分布域」
隠れていても見えています!
目立つ体色でバレバレ笑
特徴あるミノの透明感
命の誕生を感じる温かさ
白線1本、触手が長~い
これも特徴ですね。
色違いに出会いたい!
何種類いるのかなー?
「ウミトサカ類やヤギ類が育っている岩礁地」を見かけましたら、サガミミノウミウシが食事をしているかもしれませんので探してみてねー
この子に出会えた場所と時期は?
今までに出会えた場所/時期/水深などの情報をお伝えしますね。
場所 | 時期 | 水深 |
---|---|---|
ログ前ビーチ 福井県/越前町 | 通年 | ~10m |
写真展/動画展/参考書籍
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