こんにちは、(@nagisahiroi)いのこです。
今日はAさんと一緒に2泊3日で年越し和歌山うみ遊びの旅へ♪
①赤鯱前(和歌山県串本町)/ビーチ
ドライスーツ講習とファンダイビング
②赤鯱(和歌山県串本町)/ボート
ボートでファンダイビング
海況/流れ/ダイブログ/生きもの
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●海況情報
日程 | 2024年 12月31日(火) ~1月 2日(木) |
天候 | 晴れ |
気温 | 14℃前後 |
水温 | 18℃前後 |
透明度 | ビーチ~10m ボート~12m |
風向き | ??? |
波高 | ~0.5m |
潮流 | ビーチ/なし ボート/ゆるやか |
ウネリ | ビーチ/なし ボート/午後から少し |
潮汐 | ??? |
●ダイブプロフィール
1本目/ビーチダイビング ポイント名 赤鯱前 エントリー 13時41分 エキジット 14時23分 潜水時間 42分 最大水深 5.4m 平均水深 3.7m 水温 17.6℃ 透明度 ~10m |
2本目/ビーチダイビング ポイント名 赤鯱前 エントリー 15時57分 エキジット 16時40分 潜水時間 43分 最大水深 5.7m 平均水深 3.7m 水温 17.6℃ 透明度 ~10m |
●2日目 1本目/ボートダイビング ポイント名 アンドの鼻 エントリー 9時04分 エキジット 9時48分 潜水時間 44分 最大水深 21.1m 平均水深 14.0m 水温 18.1℃ 透明度 ~12m |
2本目/ボートダイビング ポイント名 住崎 エントリー 11時35分 エキジット 12時21分 潜水時間 46分 最大水深 21.5m 平均水深 14.6m 水温 18.3℃ 透明度 ~12m |
●3日目 1本目/ボートダイビング ポイント名 アンドの鼻 エントリー 9時11分 エキジット 10時06分 潜水時間 55分 最大水深 21.9m 平均水深 15.0m 水温 18.8℃ 透明度 ~12m |
2本目/ボートダイビング ポイント名 グラスワールド エントリー 11時17分 エキジット 12時11分 潜水時間 54分 最大水深 17.4m 平均水深 11.9m 水温 19.0℃ 透明度 ~12m |
●出会えた生きもの達
「イカ/タコ類」 アオリイカ |
「エビ/カニ類」 イソギンチャクモエビ、オトヒメエビ、コブセミエビ、サンゴガニ、トゲアシガニ、フィコカリス・スムランス |
「サカナ類」 アカオビハナダイ、アザハタ、アデウツボ、アマミスズメダイ、イズカサゴ、オオモンカエルアンコウ、カシワハナダイ、キツネベラ、ケラマハナダイ、シマアジ、タテジマキンチャクダイ、ダテハゼ、フタイロハナゴイ、ハナミノカサゴ、ヒガンフグ、ホウライヒメジ、ボロカサゴ、ニシキフウライウオ、マルスズメダイ、ミツボシクロスズメダイ、 |
「ウミウシ類」 アオウミウシ、シロイバラウミウシ、ハクセンミノウミウシ属の1種、フリエリイボウミウシ |
「棘皮動物」 アオスジガンガゼ、アカオニナマコ、テヅルモヅル、ムラサキウニ、ニセクロナマコ |
「その他」 ウミケムシ、スリバチカイメン |
2024年の年越しダイビングは和歌山県串本町に行ってまいりました!
Aさんは今回がドライスーツ(冬用のダイビングスーツ)を着用してのダイビングが初めての経験になりますので、初日はビーチで練習会♪
初めて着ると「体が濡れない」のが不思議に感じますよね~
赤鯱前ビーチでは「キビナゴ」の群れが泳ぎまわっていたり、
「サンゴ群生エリア」に寄ってみると、
小さなサカナ達を狙うように目線を下に向けてゆったりと泳ぐ「ハナミノカサゴ」と出会えたりしました。
赤鯱前ビーチで1番嬉しかった出会いは「アオウミウシ」かな~
好きなウミウシTOP3に入っていますからね。
それに、10年以上前の新聞に「串本エリアでアオウミウシと会うのは(生息数が少ないから)珍しい」と言う内容の記事が載っていたことがあったので、会えたのが感慨深く感じたことも関係しているかな。
まぁ、なんだかんだ言っても、Aさんから『串本にウミウシは居ないの?』と聞かれていたのでお見せしたかったのが1番の理由なんですけどね 笑。
やっぱり『見たい!』って言われると「見せたい!」って思うのがインストラクターなのです。
(アオウミウシって可愛いな~って)Aさんと一緒に眺めていると、ある事に気付きました。
(あれっ?この子の黒点、絶妙な位置にあるじゃん♪)
なんだか黒点が顔みたいに見えてきませんか?
黄色矢印⇀目
黄色丸印⇀口
おちょぼ口の優しい表情をしたアオウミウシでした。
こうやって、出会う子が持つ特徴や個性を見つけていけると生きもの観察の楽しさが倍増しますのでおススメですよー
ところ変わって、ここからはボートダイビングの旅へ♪
透明度は良い感じっぽい♪
ローブ潜降した時に「水底が目視できる」と(緊張感が和らいで)気持ちが大分楽になりますからね。
ボートダイビングでは「ボロカサゴ」との出会いから始まりました。
実際に見ると、胸ビレが透けていてボロボロに見えるんですけど、こうやって写真で拡大すると透明なだけでヒレがちゃんとあるのが分かりますね。
ボロカサゴはサカナには珍しく、表皮が剥がれ落ちて「脱皮」することが知られていますので、その内、脱皮の瞬間も観察してみたいなー
ボートエリアでもウミウシ類が増えてきたみたいで「シロイバラウミウシ」を発見!
水深16mくらいの転石に居てくれたので(普段、会っている越前海岸だと水深7m前後だから)僕の中ではもっとも深い出会いでした♪
潜るエリアに寄って出会える環境に違いがあるのが面白いなー
現地ガイドのHさんからは「ボロカサゴ」以外にも「フィコカリス・スムランス(極小のエビ類)」や「オオモンカエルアンコウ」など、旬の生きものの場所を案内してもらいながら一緒に観察を楽しんでいたのですが、
(最後のグラスワールドは別行動した方がHさんもフォト派に集中できるし、根の周りを探した方がAさんも楽しめそうかな~っと)色々と考えた結果、別行動した方がお互いに良さげでしたので、Hさんにお伝えして僕らは根の周りをじっくり探すことに。
グラスワールドの根(=ビルのようにそびえ立つ岩礁)周りを探し始めて数分後くらいかな、Aさんからグイっと引っ張られたので(なんか見つけたな♪とワクワクしながら)後ろをついていくと、
うぉーー!!
「コブセミエビ」じゃなーい!!
うわぁー、グラスワールドで初めて出会えました♪
赤い体色もキレイですけど、特にココの「淡いピンク色」が美しく感じますね。
すごいなー!
昼間はこんな感じで隠れているんですね。
Aさん、いきなり、やりおるな。
僕も負けじと探して紹介したのが、1匹目「テヅルモヅル」。
幾重にも入り組んだ腕が芸術作品みたいで惹かれますよね~
2匹目は、サンゴの陰に隠れていた「サンゴガニ」。
2cmくらいしか無い小さな体だけど、ハサミをグワッと広げて一生懸命に威嚇する姿が愛らしい。
後から写真を拡大して気付いたんですけど「お腹に卵を持っていた」みたい。
(だから、新しい命を守るために威嚇してきたのか~)
正に、カニ界隈でも「子どもを守る母は強し」ですね!
3~4匹目は「アオスジガンガゼ」と「トゲアシガニ」のコンビ。
ガンガゼが持つ棘と岩礁の間にスッポリと収まっていたのが、もの凄く可愛かった。
こうやって別種同士で寄り添い合う姿も良いものですよね~
他にも「アオウミウシ」「フリエリイボウミウシ」「サラサゴンべ」などにも出会いつつ、最後の「小さなミノウシ系」との出会いで締めくくりました。
『背中の突起にある白線や、顔にあるオレンジ色の模様』から「ハクセンミノウミウシ属の1種」かな。
小さなウミウシ類は写真を拡大して特徴を捉えないと同定が難しいね。
またまだ他の種類も出会えるはずなので、また探しに来たいな♪
Aさん、赤鯱前ビーチでドライスーツ講習と串本ボートでファンダイビング年越しツアーのご参加ありがとうございました♪
それでは、次回のうみログもお楽しみにー