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「歩帯」と「間歩帯」・「孔対」と「棘疣」をウニ殻で確認!?

こんにちは、なぎさひろい(@nagisahiroi)いのこです。

ウニを観察してみると「棘と棘の間から細い管のようなもの」が動いています。

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これが、「ウニにとっては無くてはならない大事な器官の1つ『管足(かんそく)』」です。
※黄色矢印の先

管足の役割

歩く、岩壁を登る、物の識別、呼吸(ガス交換)などを行う時に使うと言われています。

この管足は「ウニ殻全体から伸びてきているわけでは無く、出てくる場所と出てこない場所が決まっています」。

今回はウニ殻の写真を使って、その場所をご紹介します!

目次

「歩帯」「間歩帯」「孔対」「棘疣」の意味

それぞれの意味について

棘疣(とげいぼ)
棘が生えていた根元の部分

孔対(こうつい)
殻に開いている管足が通る2対の孔(あな)のこと

歩帯(ほたい)
殻に孔対が存在している場所のこと

間歩帯(かんほたい)
殻に孔対がなく、棘疣が多く存在している場所のこと

それでは、実際に写真で確認してみましょう。

歩帯・間歩帯の場所

歩帯と間歩帯は交互に並んでいます」。

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棘皮動物は「5放射相称(ごほうしゃそうしょう)」になっていますので、歩帯と間歩帯はそれぞれ『5か所』ずつあります」。

5放射相称とは?

同じ形が中心から5つ放射状に並んでいること。

管足は歩帯に並んでいる穴から殻の外へ」出てきていまして、その穴のことを孔対(こうつい)と呼びます。

それでは、次はさらに近寄りまして「孔対と棘疣」も確認してみたいと思います。

孔対と棘疣

歩帯に並んでいる管足が出てくる2対の穴が孔対」になります。

その周りにある疣(いぼ)のことを棘疣(とげいぼ)と呼び、「歩帯の領域では小さく間歩帯の領域では大きく存在感があります」。

ウニの棘は筋肉や結合組織によって棘疣にくっついて」いまして、筋肉が伸びたり縮んだりすることで棘を動かすことが出来ます。

「棘の大きさは棘疣の大きさに比例します」ので、棘疣が大きければ立派な棘を付けて生活をしていた証拠になります。

「歩帯」と「間歩帯」・「孔対」と「棘疣」の意味・場所のまとめ

それぞれの意味もう一度確認すると、

それぞれの意味について

棘疣(とげいぼ)
棘が生えていた根元の部分

孔対(こうつい)
殻に開いている管足が通る2対の孔(あな)のこと

歩帯(ほたい)
殻に孔対が存在している場所のこと

間歩帯(かんほたい)
殻に孔対がなく、棘疣が多く存在している場所のこと

ぜひ、なぎさ(渚)でウニ殻をひろい(拾い)ましたら、

棘疣、孔対、歩帯、間歩帯はどこなのか?
五放射相称(ごほうしゃそうしょう)の自然美

を実物を見ながら観察してみてくださいね。

ウニ殻のことが気になってしまった方へ

僕が趣味で集めているウニ殻コレクションを紹介しているギャラリーページです。
ぜひ、色彩豊かなウニ殻たちの魅力を覗きに来ていただけましたらうれしいです♪

参考文献

ウニハンドブック

田中颯・大作晃一・幸塚久典 著

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「歩帯・間歩帯・孔対・棘疣」をウニ殻で観察

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