こんにちは、(@nagisahiroi)いのこです。
今日は「クロウニ」のウニ殻を一緒に観察していきましょう!
分類 | ホンウニモドキ目 クロウニ科 |
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学名 | Stomopneustes variolaris (Lamarck,1816) |
歪(ゆが)んだ形がクロウニの証
ウニ殻図鑑のバイブル「ウニハンドブック」で特徴を確認してみると
間歩帯中央に波状の溝
田中颯・大作晃一・幸塚久典 写真
殻は一方向に歪む
「ウニハンドブック」2019
株式会社 文一総合出版
との記載がありましたので観察してみましょう!
特徴①間歩帯中央にある波状の溝
クロウニ殻の「間歩帯」を確認してみると、確かに「波状の溝」がありますね。
この特徴はすごく分かりやすいので有り難いですね♪
特徴②殻は一方向に歪む
先ずは、クロウニの殻を「反口面(上側)」からと
「口面(下側)」から眺めてみると「成形類」に分類されるように整った形をしているように見えます。
(あれっ?歪んでいるんじゃないの???)と不思議に感じていると「横から観察」することで特徴を確認することが出来ました♪
若干、右側の方が低くなっているのが伝わるとうれしいのですがいかがですか?
別角度から撮影するとこんな感じです!
ムラサキウニと比較してみよう
生きている時の姿が「ムラサキウニ」と激似なので、ウニ殻も激似なのか比較してみます!
僕の中で「正形類界の代表的な存在」である「ムラサキウニ(←左側)」と並べてみると、「クロウニ(右側→)」が若干歪んで見えますね。
横からも観察してみると「殻は一方向に歪む」特徴が色濃く感じました。
生きている時は慣れるまで判別が難しいけれど「ウニ殻」になると判別が簡単になるので、もの凄く有り難い♪
殻径の大きさについて
手持ち「クロウニ殻」の大きさ(殻径)を確認してみると「4.5cm」くらいでした。
殻径~6cm
田中颯・大作晃一・幸塚久典 写真
「ウニハンドブック」2019
株式会社 文一総合出版
ウニハンドブックによると最大6cmまで確認されているみたいなので、僕の手持ちよりも1cmほど大きくなるようですね。
最大限に大きくなったクロウニの殻も手に入れる日が来たらうれしいな♪
今回は「クロウニ」のウニ殻観察会でした!
次回のウニ殻観察日記もお楽しみにー
●参考文献
田中颯・大作晃一・幸塚久典 写真
「ウニハンドブック」2019
株式会社 文一総合出版
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