こんにちは、(@nagisahiroi)いのこです。
今回の生きものは、僕がうみで出会えたら必ず発狂するほど夢中になる存在!
「ムラサキウニよりも黒く、緑色に輝くような棘を持つ」カッコいい「クロウニ」について一緒に観察していきましょう!
学名 | Stomopneustes variolaris (Lamarck,1816) |
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大きさ(殻径) | ~6cmほど |
出会えたうみ | 浮島ビーチ /静岡県西伊豆 井内浦ビーチ/三重県くまの灘 |
出会えた水深 | 2~3mくらいの浅場 |
出会えるうみ遊び | スノーケリング スキンダイビング スクーバダイビング |
他のウニ類と一緒にいることが多い?
今まで出会えたクロウニは「ムラサキウニ」の近くにいることが多いので、見落としがちになるのが厄介!
なので「クロウニがまぎれているんじゃないか?」と気にしながら探さないと出会うのは難しいかな…
探すコツは「角度を変えて緑を見つける」べし!
さっきのウニ達を「角度を変えて観察」してみます!
すると、違いが一目瞭然ですね♪
この緑色の光沢がある棘を持つ子が「クロウニ」で、周りにいる子達が「ムラサキウニ」です!
角度をさらに変えると光沢具合も変わるのが面白い!
「太陽光が降り注ぐ明るい場所から若干ズレた場所」で出会えた方が棘の光沢が分かりやすいので好き♪
本当にカッコいいウニですよね~
真横からでも光ります
真横から観察するとこんな感じ!
パッと見は「ムラサキウニ」と瓜二つにしか見えない…
でも、先ほどと同じように「角度を変えて」観察を続けてみると、
このように「ぼわ~っ」と棘を包むような光りを確認できるのでクロウニと判別が可能です。
上から観察した光り具合も好きなんですけど、真横からのもカッコ良いですよね~
棘が折れたら中から新しいのがニョキニョキと
ある日、クロウニを観察していると「ポキッ」と先端が折れた棘を発見!
(これ、どうなるんだろう?)と気になっていると、その奥に答えがありました。
新しい棘が生えかけているっぽいですね。
さらに近づいてみると、正しく、折れた棘の先端から新しい棘が生えてきていました。
この新しい棘が伸びていくと最終的にはこんな感じになりました。
「根元から抜け落ちた」場合と「途中で折れた」場合で、棘が再生する形に少し違いがあるのは新しい発見でした。
でも、この再生の仕方は他のウニ類も同じなのかな?それともクロウニ特有なのか?
気になりますね。
ぜひ、緑色の光沢が美しい「クロウニ」と会いに一緒にうみへ出かけて観察してみましょう!
●リクエスト大歓迎の行先
浮島 /ビーチ/静岡県西伊豆
井内浦/ビーチ/三重県くまの灘
●時期
通年OK!
(特に水温が20℃以上ある時期がおススメ)
●出会えた水深
水深2~3mくらいの浅場に多い
●出会えるプログラム
スノーケリング
スキンダイビング
スクーバダイビング
●参考文献
田中颯・大作晃一・幸塚久典 写真
「ウニハンドブック」2019
株式会社 文一総合出版
ウニ殻について
●クロウニの殻が気になった方へ
●ウニの世界が気になった方へ