こんにちは、なぎさひろい(@nagisahiroi)いのこです。
赤ちゃんウニ(幼生)は海中をただよいながら生活する「動物プランクトン」ですので植物プランクトンが大好き♪
そこで、「植物プランクトンの代表的な存在である珪藻(けいそう)類を育てる」ことにしました。
※今回育てるのは浮遊珪藻(ふゆうけいそう)の1種「キートセロス・グラシリス」
最新はこちら「浮遊珪藻(キートセロス・グラシリス)の培養・植え継ぎ・元種維持」に書いてみました。
ウニの赤ちゃん(幼生)のエサに必要なもの!?
【浮遊珪藻の培養に必要なもの】
培養液の元(茶色の液体)
メタケイ酸ナトリウム(白い粉)
KW21(赤い液体)
他には、エアポンプ、チューブ、エアー量調節器具、ペットボトル、ライトなど
以上のものを使って、「植物プランクトンである浮遊珪藻」を育てていきます!
浮遊珪藻の培養に初挑戦
まずは、ペットボトルに濾過・滅菌をした天然海水を入れまして
KW21とメタケイ酸ナトリウムをそれぞれ必要な分量をはかって入れていきます。
次にエアレーションの量を調節しまして
ライトを当てて培養に必要な環境作りは完了です。
これから培養が順調に進んで増えていけば4~5日くらいで茶色くなっていくみたい。
無事に増えますように!!
それと、「ゴミが入らないようにティッシュなどで入り口を塞いでおく」ことも重要です!
稚ウニ用のエサの培養
ウニの幼生が稚ウニ(ちうに)になるますと食べるエサの好みが少し変わります。
【プルテウス幼生】
浮遊性の珪藻類
【稚ウニ】
付着性の珪藻類
稚ウニが食べる「付着性の珪藻類」はどんなものかというと、「うみで石や岩の表面をさわるとヌメッとしていて茶色のコケのようなものが生えている」のを見たことがあると思うのですが、ようはそれです!
この茶色いのが稚ウニが好むエサ。
これを稚ウニにあげたいので、
小さく切った「波板を付着性の珪藻類が生えているあたりに沈めて」増やしていきます。
(こちらの培養は始めてから1か月くらいはたったかな~)
まだまだ少ないんですよね。
でも、バフンウニの卵が授精してから稚ウニになるまでには1か月以上もかかりますので、それまでには十分な量が確保できるんじゃないかなと思います。
これから、エサをどんどん増やして赤ちゃんウニをお出迎えする準備を進めていこう!