ダイビングを楽しむ為に必要不可欠な器材たちは、ダイビング後の手入れ(真水での水洗い、乾燥、風通しの良い日陰で保管など)を丁寧に行っていても「内部まで洗浄することは厳しいのが現状」です。
そのまま使用を続けると「内部に残った塩による腐食、経年劣化による部品のひび割れ」などが原因で「エア漏れなどのトラブル」が発生する可能性が高くなってしまいます。
なので、定期的なオーバーホールで器材をリフレッシュしましょう♪
オーバーホール料金案内
◆基本セット レギュレーター(1st+2nd)、オクトパス、ゲージ、BCホース(ドライホースも含む)、BCDインフレーター | |
¥11,000+部品交換代 | |
◆レギュのみ レギュレーター(1st+2nd) | |
¥8,800+部品交換代 | |
◆単品 レギュレーター(1st)のみ、(2nd)のみ、オクトパスのみ | |
各¥5,500+部品交換代 | |
◆単品 ゲージのみ、BCDインフレーターのみ | |
各¥3,300+部品交換代 |
●部品交換代について
「器材メーカー、交換部品数、特殊器材の有無」などにより変動がありますが「¥6,000~¥8,000」が目安になります。
申し込み方法
●来店が可能な場合
事前に来店可能な日時を相談して決めます。
(電話/LINE/メールなど)
●来店が難しい場合
遠方の方など来店が難しい場合は郵送でも承ります。
器材の状態を確認させていただきます。
使用時に何か気になったこと(空気漏れなどのトラブルなど)がありましたら些細なことでも遠慮せずに教えていただけるとありがたいです。
提携しているオーバーホール専門業者に持ち込み器材の情報共有をしたのち、点検・部品交換を依頼します。
無事にオーバーホールが終わりお店に届きましたら「来店→交換部品の確認→料金のお支払い→器材のお渡し」の流れで終了になります。
郵送希望の場合は「銀行振込→入金確認後の発送」の流れでお届けいたします。
O/H確認事項 | 内容 |
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申し込んだ理由 | 1年以上経過しているため? トラブルが発生したため? |
次回の使用予定日 | いつまでに受け渡しであれば間に合うのか? |
保証書の有無 | 保証書の内容(交換パーツの無償チケットの有無など)を確認する。 |
小物の有無 | O/Hに必要のない小物(オクトパスホルダーなど)は紛失防止のために外して持ち帰っていただく。 |
オーバーホールの事前確認ポイント
ここからは「オーバーホールを受ける時期が間近に迫っている器材たち」の確認箇所を一緒にみていきましょう!
レギュレーター「ファーストステージ内部」
レギュレーターはダストキャップを外して「シリンダーとの接合部」を確認してみましょう。
こちらがキレイな状態。
(今年の6月に点検していますので丁度半年経ったくらいです。)
こちらが点検を怠っているレギュレーターの状態で「 緑青と呼ばれる錆(さび) の発生」が確認できますね。
ここまでくると「内部の腐食も進行している」と思われますので部品の状態が気になります。
だからと言って直ぐに点検しないと壊れるわけではないのですが「エア漏れなどのトラブル発生率」が高くなっていますので要注意です!
◆他に気にすることは?
セカンドステージ(口にくわえて呼吸する部分)からフロー現象(空気漏れ)で『シューっと漏れる音』がしないか?
マウスピースに穴が空いていないか?など
中圧・高圧ホース
ホース類に関しては「ひび割れが無いか?」確認してみましょう。
これは危ない!!危険信号です。
ここまで劣化が始まっていると、その内「ダイビング中にホースから気泡が出てくる状態」になり、最悪の場合は「破裂」することも考えられますので、即交換です!
写真の「ゴムホース」は劣化が目視で判断しやすいので良いのですが、最近流行のフレックスホース(柔らかくてしなやかなホース)は劣化の判断が難しいので「3年」を目安に交換されるのをおススメします。
インフレーターやドライスーツに接続する部分も「塩かみなどで動きが制限されていないか?」「緑青が発生していないか?」を確認してみましょう。
◆他に気にすることは?
ホースをギュッと掴んでみて弾力を確かめてみましょう。どこか「弾力が無く柔らかくなっている」など、他の部分と違う箇所がありましたら要注意です。
インフレーター
インフレーターは中圧ホースとの接合部を確認してみましょう。
ここに「緑青の腐食」が確認できると中圧ホースの取り外しに影響がでてきます。
それに、内部にも腐食が進行している可能性が高いので「吸気・排気ボタンから空気が漏れる」などのトラブルにも繋がってしまいます。
◆他に気にすることは?
ボタンの動きを確認してみましょう。「ボタンが奥まで押せない」場合は塩かみなどで動作を制限されていると考えられますので要注意です!
BCD本体
先ずは(オーラルなどの方法で)空気でパンパンに膨らませた状態で1日放置します。
翌日に確認した時に上記のように「空気が抜けてしぼんでいる状態」になっている場合は危険信号です。
より確実に調べたい場合は「水中に沈める」ことで確認ができます。
こちらは「生地内部からの空気漏れ」を確認しました。
こちらは「バルブなどからの空気漏れ」を確認しました。
●生地からの空気漏れ
→修理不可。買い替えもしくはレンタルをおススメします。
●排気バルブからの空気漏れ
→内部部品の交換などで修理可能な場合があります。
・バルブ根元の緩み
→排気バルブのネジ部分を締めて再度確認、漏れが改善されていれば◎
前回の器材オーバーホール点検日の確認方法
(あれっ?そう言えば前回はいつ頃点検に出したかな~???)なんて気になった方は「レギュレーターのファーストステージ」を確認してみてください。
点検業者名 | DGMS(ダグムス) |
点検年月 | 2022年5月 |
こちらのレギュレーターの場合は「2023年5月~2024年5月」が次回の点検年月になりますね。
なぎさひろいでは、使用頻度に関わらず最低でも「2年に1回」は必ずオーバーホールすることをお願いしております。(推奨は100ダイブもしくは1年に1回)
気になったらオーバーホールで点検・交換
大まかなチェックポイントをお伝えしましたが、オーバーホールの判断材料になると思いますので確認していただけるとうれしいです。
定期的な点検・交換で器材たちを気持ちよくリフレッシュして大切にしてあげましょう。